“ピンク”をやめるのは「高橋英樹さんぐらいの芸能人になれたら」
――今回の新衣装もピンクですが、ピンクというのはずっと変えないでいこうと思われていますか?
しばらくはそうですね。ピンクじゃなくても「ZAZYや!」って認識してもらえるようになれたら。それこそ、高橋英樹さんぐらいの芸能人になれたら、ピンクをやめようと思っています。
――それまでは金髪もそのまま?
そうですね。高橋さんは、色味がなくても、テレビに映ったら「わ!」ってなるじゃないですか。僕もそうなれるまでは、やっぱり何らかの色味をまとっていないと(笑)。
――しばらくはピンクをまとわれるということで、ピンクで居続けることについての難しさを感じることはありますか?
全然ないです! 例えばですけど、2時間スペシャルとか3時間スペシャルで、一切発言しなくても、乳首が透けていて、金髪ツインテールの奴がおったら、テレビを見ている人は「なんやこいつ」って。引きのカメラでも「なんか面白い」ってなるじゃないですか。
――しかも、カメラが寄っていくと男性、ということですもんね。
いいおっさんがね(笑)。そういう狙いもあって、しばらくはピンクと金髪でいようと思っています。
――ZAZYさんはホットパンツからのぞく脚も印象的なのですが、美脚の秘訣はありますか?
これはブーツを履き続けることですね。ブーツを履き始めたときは、こんなにちゃんと筋肉がついていなかったです。
――それだけで引き締まるものなんですね…!
あと、最近思うのは、今日も初めましての方が多かったんですけど、こんな変な格好をしていたら、結構アイスブレイクになるなって。
――実際に今日の収録後も、宮崎美子さんがブーツのことを質問されていましたね。
ヒールを見て「すごーい」と言ってくださって。「ヒール18cmなんです」、「えー!」みたいな(笑)。今日はつけていなかったんですけど、「羽すごいですね」とか言われることもありますね。
「“これといえばZAZY”を増やせたら」
――最後に、「R-1グランプリ」を卒業され、今年の「M-1グランプリ」への挑戦も区切りがついたということで、目下の目標を教えていただけますか?
あと二つぐらい、“ZAZYのもの”を増やしたいですね。今、ピンクでいうと、僕、三位か四位くらいなんですよね。林家ペー・パー子師匠がいて、春日(俊彰)さんがいて、僕は五本の指ぐらいには入れているのかなというライン。羽でいうと、一位狙えるんじゃないかな? 高見沢(俊彦)さんとか椎名林檎さんとかも、つけている時ありますけど…羽といわれたらZAZY。これって、群雄割拠のテレビ界で生き残るために、すごく大事なことだと思うんです。番組の企画会議で、羽をつけている人を出したいとなったら、絶対にキャスティングされるじゃないですか(笑)。なんかそういうことで、「これといえばZAZY」みたいなものを、羽、ピンクの他に、あと二つぐらい増やせたらなと思います。