市川團十郎白猿&市川新之助“ダブル襲名”の裏側に密着<成田屋に、ござりまする。>
しっかり者だからこその心配も…娘・ぼたんの成長
娘・ぼたんは11歳になり、弟の新之助から「お母さんみたい」と言われるほどのしっかり者に成長。母・小林麻央さんが亡くなったのは5歳のとき。母と同様、常に弟のことを見守るぼたんは、その成長が嬉しくて仕方がない様子だ。
しかし、ぼたん自身も舞踊家として舞台に立つ身。しかも、今回は歌舞伎座の本興行で女性が主演として出し物をするのは約60年ぶりという大舞台だけに、團十郎はぼたんにも厳しく稽古を付ける。
そんなぼたんについて團十郎は、麻央さんが生前、歌舞伎俳優の娘・姉として生まれたぼたんへの心配を口にしていたことを告白する。
「お父さんと遊んでるときは、全員本気。3きょうだいみたい」
また、一家のプライベートな時間にも密着。歌舞伎の世界を一歩離れると、キャンプやサバイバルゲーム、沖縄旅行など、家族としての時間を大事にしている父親の姿があった。
子どもたちは父のことを「パパがまるで自分の子どものよう」(新之助)、「お父さんと遊んでるときは、全員本気で遊んでる。3きょうだいみたい」(ぼたん)と表現。
実際に、密着の中では、とにかく全力で子どもたちと遊ぶ團十郎の姿が。團十郎は「家族との時間も豊かじゃないといけないし、プライベートがどれだけ尊いものか知った」という気持ちの変化や子育てへの思いを語る。
そして、襲名披露を目前に控えた成田山新勝寺参拝時には、「令和の團十郎と呼んでください」という力強い言葉が飛び出す。「小学 2年生から團十郎になることを考えて生きてきた」という團十郎が、十三代目市川團十郎白猿を襲名した舞台裏が明らかになる。