宮田編集長の考える「かっこいい大人」とは
ニシダの「ふざけたアイデアでもいいのか」という質問に、宮田は「可能性って止めるものではないので、思いついたことは口にすべきですし、私も積極的にボケる」と答えた。トップである宮田が誰かに怒られるまでふざけると、次の週に他のメンバーが持ってくるアイデアが柔らかくなるのだという。
ボツになったネタも数知れず。例えば、宮田は「世界のゴリラ図鑑」の企画を出したが、ゴリラは2カ国にしか生息していないため、即座にボツを食らったそうだ。
他にも「世界の鉱石・宝石」など、すでに編集物として確立されているものはNGとなる。しかし、ボツが集まればリミックス版として発行できる可能性もあり、宮田は「企画ってその時はボツでも半年後は分からない」と語った。
野球が大好きだという宮田は、先に4勝した球団が日本一の称号を得ることができる日本シリーズを例に出す。強いチームは4勝0敗で勝つが、宮田は4勝3敗のチームに興味をそそられるという。
「負けた試合も含めて計7試合できれば、7試合観客の人に夢を与えたことになる」
負けてもいいから、やってみる。それが、宮田の考えるかっこいい大人だ。
■文/苫とり子
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