ボーイズグループ“BTOB”のメンバーであり俳優としても活躍しているユク・ソンジェが、除隊後初のドラマ「ゴールデンスプーン」で「MBC演技大賞2022」の“最優秀演技賞(ミニシリーズ男性部門)”を受賞した。同賞には、イ・ジョンソク、パク・へジン、イム・シワン、ソ・ジソプ…と錚々たる俳優陣がノミネートされており、その中でソンジェが同賞を獲得した。(以下、「ゴールデンスプーン」の一部ネタバレを含みます)
「演技のクムスジョ」とは?
「MBC演技大賞」は、1年間に韓国のテレビ局「MBC」で放送された全てのドラマが対象となる年末の恒例イベント。“ミニシリーズ”とは、16話前後の構成のドラマを指す。「ゴールデンスプーン」は、ソンジェの受賞の他にも、“新人賞”をイ・ジョンウォンとヨヌが、“ベストキャラクター賞”をチェ・ウォニョンが受賞し、4冠に輝いた。
「ゴールデンスプーン」は、金持ちの家の子どもと入れ替われる金のスプーンを手に入れて運命を逆転させた貧しい青年と、そのせいで貧困家庭の子どもとして生きることになった御曹司、彼らを取り巻く人々の10代から30代に渡る波乱万丈の人生を描いた物語。日本では「ディズニープラス」内「スター」ブランドで独占配信中だ。タイトルの韓国語の原題は「クムスジョ(金のスプーン)」で、金持ちの子どもを指す言葉として使われる。逆に貧困家庭の子どもは「フッスジョ(土のスプーン)」と呼ばれる。
ソンジェは主人公の貧しい青年・スンチョンを演じ、欲望の為に貧乏な家族を捨てて裕福な家庭の息子となり野心にあふれた人生を歩むが、その一方で元の家族への想いも断ち切れず葛藤する、冷酷さと温かさ、強さと脆さの両極を確かな演技力で表現した。その演技力の幅広さから、演技の才能に恵まれているという意味で彼に対して「演技のクムスジョ」との呼称も生まれたほどだった。
「“最高”で“優秀”な俳優になります」
“最優秀賞”で名前が呼ばれ、壇上でトロフィーを受け取った彼は「ちょっと待ってください。嬉しさと震えで…」としばらく後ろを向いて息を整えた後、「頭の中が真っ白です」と、なかなかコメントが言えないほど感激していた。そして、スタッフや共演者の名前を挙げながらお礼を述べ、特に「サンガプ屋台」と今回、入隊前後の2作品で共演したチェ・ウォニョンに「一緒に演じながら多くのことを学びました。心から感謝して尊敬します」と格別な思いを見せた。
そして、「最優秀賞…最高に優秀な賞じゃないですか。これからも最高に優秀な演技ができるように努力する俳優ユク・ソンジェになります」と言い、家族やスタッフ、そしてBTOBのメンバーとファンにも感謝の気持ちを伝えた。彼は授賞式当日、3時間超のBTOBのコンサートを終えて会場に駆けつけたのだった。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/the-golden-spoon
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