コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は「今日の夢漫画(怒るキリンの夢)」をピックアップ。
同作は、作者の時田さんがみたキリンの夢を漫画にした作品。時田さんが1月7日にTwitterで投稿し、そのツイートには4万以上のいいねと共に、多くの反響コメントが寄せられた。時田さんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについてを教えてもらった。
キリンに怒られ、たぬきに笑われる夢の中のストーリー
夢の中では動物園でキリンコーナーの近くにいた。“キリン”と言われて思い浮かべる柄は、黄色に茶色のブチ模様だろうが、夢の中で見たキリンはチェック柄。キリン本人も「お前はこの柄を見てなお、俺をキリンと呼ぶのか?」と怒り気味…。これには夢の中ではあるが、圧に負けて謝るしかない。
そんな中、別の檻の中に“縛られているたぬき”を見つける。たぬきに「さっきキリンと話したんだけど…」と切り出し、キリンの柄の謎について聞くと、「キリンが話すわけないだろ!」とたぬきに大笑いされてしまう。だが、キリンとの会話を思い出して「あれキリンじゃなかったわ」と呟くと、たぬきは黙り込む…。
この内容に読者からは「面白すぎて寝るの楽しそう」「こんな意味わからない夢、自分も見てみたい」「表面上はわかりやすいのに全く理解できない漫画ですごい」「自分もこういう内容が支離滅裂な夢をよく見る」「世の中これで溢れてくれ」という声などが寄せられていた。
「自由に読んでいただければうれしいです」作者・時田さんインタビュー
――「今日の夢漫画」を描いたきっかけや理由があればお教えください。
夢日記漫画だけの本を作りたかったので、描きました。
――「今日の夢漫画を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
すみません。じっくり考えましたが、正直なにもないです。自由に読んでいただければうれしいです。
――「今日の夢漫画」の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
キリン(ランボルギーニ)が柵をこえるところです。柵、無意味すぎる。動物の善意でそこにいてもらってるだけな感じが好きです。
――「人間転生ガチャに立ちはだかるリスの漫画」や「プラナリアの恩返し」など、生き物をモチーフにクスっと笑える作品を多く描いていらっしゃいますが、理由があればお教えください。
動物と会話出来るのは創作の中だけなので、こうやって漫画にすることで小さい頃の夢を叶えているのかもしれません。
――今後の展望や目標をお教えください。
商業漫画と趣味の無意味な漫画を、反復横跳びみたいに描いていけたらいいなと思っております。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
夢日記漫画だけの本を作りたいのですが、夢を全然見れないまま本の締め切り日が迫りつつあり、焦燥感を覚えております。「夢を確実に見る方法」等ありましたらお教えいただければ幸いです。