生放送終了直後のビビる大木を直撃!
生放送終了直後、大木に話を聞いた。
――まずは生放送を終えての感想から聞かせてください。
2時間もやらせてもらったくせに、既に何も覚えておらず、頭がほわっとしてます(笑)。
――番組の放送が発表された際には「楽しかったけど何も覚えていない、コレがボクの理想です」というコメントを寄せていましたが、なぜそのように思ったのでしょうか?
今はどうしても情報過多な時代じゃないですか。テレビもラジオも見聴きする人が得したり、タメになるような情報ばかり伝えている気がするんです。そういったことを一切排除して、「何かよくわからないけど、楽しかった」という印象さえ残ってくれればそれでいいかなと思うんです。その結果、僕自身も説明がつかないような2時間の生放送になりなした(笑)。
――生放送には、安田大サーカスのクロちゃん、チャンカワイさんもゲスト出演されました。
ロークー(クロちゃん)もチャンカワも今、大忙しですから。仕事で3人でしゃべるなんてことはテレビでもないので、こうして「ANN」で話せたことはすごくうれしいです。ただ、普段は「今日遊ぼうよ」と連絡しても、「忙しい」「明日ロケで早いんで」とか言って断るのに、今回「ニッポン放送でラジオやるから来てよ」って誘ったら来たことに、少し引っかかっていますが(笑)。
――クロちゃんも、チャンカワイさんも今や売れっ子芸人です。兄貴分としては、お二人のブレイクはうれしいですか?それとも寂しいですか?
かつては僕も、ネプチューンの堀内(健)さんから呼ばれたら夜中でも行ったましたけど、なんとなくお仕事をいただけるようになったら、断るようになりました。それが時を経て、自分に返ってきたという感じですね(笑)。とはいえ、芸能界でずっと忙しく生きるというのはなかなか難しいことですから、仲の良い後輩が忙しいのはうれしいです。ロークーもチャンカワも休みがないくらい忙しく働いてますけど、どうでもいい話をする時間って意外とないはずなんですよね。だから今日の放送が、2人にとっての気分転換の時間になってくれればとも思っていました。ニッポン放送にとってみたらいい迷惑かもしれないけど(笑)。
――フリートークでは、娘さんのお話もされていましたよね。
そういうところに自分の年齢を感じちゃいますよね。ふと、「自分もそういう話をする人間になったんだな」と思います。「ANN」のパーソナリティだった独身時代に話してたようなバカ話も、結婚して子供ができるとなかなかしづらくなる。娘と同じ学校の親御さんがテレビを見たり、ラジオを聴いたりしてる可能性もあるから、変なことを言いにくくなっちゃうんですよ、どうしても。その寂しさはちょっとありますね。
――またこのメンバーで、2回、3回と「ANN」をやりたいですか?
どうなんでしょう。ニッポン放送も「1回限りでいいかな?」と思ってるんじゃないですか?(笑)。ただ、僕個人としてはオファーがあれば何回でもやりたいので、ニッポン放送には勇気をもって呼んでもらいたいですね(笑)。
また「ビビる大木のオールナイトニッポンPremium」は、放送後1週間以内であればradikoで聴取可能(エリア外の場合はプレミア会員のみ)となっている。
文=こじへい