高田純次が描き続けた300枚もの絵の中から厳選された画集が完成「才能のだだ漏れ」<じゅん散歩>
放送開始から8年目に突入した「じゅん散歩」(毎週月~金曜朝9:55-10:25、テレビ朝日)で、高田純次が描き続けた絵の中から厳選された57枚が収められた画集「じゅん散歩画集 一歩一絵」(文化工房)が完成。3月13日(月)より販売開始することが分かった。
美術に造詣が深い高田純次が厳選した珠玉の57枚
同番組は、“一歩一会(いっぽいちえ)”をテーマに、高田が毎回さまざまな場所を自由気ままに散歩するバラエティー。これまで高田は、オープニングタイトルをはじめ、番組の最後に披露する散歩の思い出の1枚など、絵を描き続けてきた。今やその数は300枚を超えるまでに。
高田はかつて東京デザイナー学院のグラフィックデザイン科を卒業しており、サラリーマン時代にはジュエリーデザイナーとして働いていた時期もあり、美術に造詣が深い。
そんな高田がコツコツと描き上げてきた数々の絵の中から、自ら悩みに悩んで厳選した珠玉の57枚が収められた画集がこの度完成し、販売されることになった。
自画自賛が止まらない高田純次の自信作
300枚を超える絵の中には、散歩で訪れた先々の風景画から、散歩中に出会った人たちの味わい深い人物画までさまざまあり、その中から選ぶのは高田自身もかなり大変だった様子。
1枚1枚を改めて見返しながら、「こういう人が働いている感じが好きなんですよ」「これもまた違った雰囲気でしょ?新宿御苑。こんなのも描けるんだってのを思わせておかないと」など、思いや考えを巡らせながら厳選。
改めて絵を振り返った高田は「なかなか難しいね。すべてがいいからな!」と自画自賛する。しかも、画集が作ることが決まってからは、「筆が進んで、今じゃMVPクラスですよ」とさらにその腕前が上がったと言う。
そんな自信たっぷりの高田だが、「この中には、夜遅くなって追われて泣きながら描いたものも随分あるんですよ。だから、涙の跡が残っているのもあるんですけれどね」と冗談半分に語りながらも苦労をうかがわせた。
高田が厳選した絵は、初めて描いた「伊豆稲取の漁船」の絵や、海外ロケ先のノルウェー・オスロで「ムンクの叫び」に出合った時の絵、紅葉の色の出し方に難航しながら描き上げた「箱根ロープウェイ」、高田が1番のお気に入りという「東京タワー」など、思い出深いものばかり。
その絵のタッチもさまざまで、高田の幅広い才能が存分に披露されている他、画集には1枚1枚の絵に添えられた高田のコメントや、高田のゆかりの人たちからのメッセージ、番組のナレーションを務める下平さやかアナウンサーによるロングインタビューも掲載され、高田の絵に込められた思いから、同番組の思い出、高田の知られざる素顔までが分かる1冊に。
完成した画集を前に、高田は「とにかく画集を手に取っていただいて、『私も描ける』って思ってもらえたら非常にうれしいです。人によっては自分の思い出の場所もあるかもしれないから、ぞれぞれの人にインパクトを与えられたらいいかな」と語った。