有岡大貴、目黒蓮、松村北斗らが「第46回日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞

2023/03/10 21:59 配信

映画 会見

「第46回 日本アカデミー賞 授賞式 」より写真提供:東京写真記者協会

「第46回 日本アカデミー賞 授賞式」が3月10日、都内にて開催。新人俳優賞部門は、映画「シン・ウルトラマン」Hey!Say!JUMP有岡大貴、映画「サバカン SABAKAN」の番家一路、映画「ホリック xxxHOLiC」SixTONES松村北斗、映画「月の満ち欠け」Snow Man目黒蓮菊池日菜子、映画「ハケンアニメ!」の小野花梨、映画「今夜、世界からこの恋が消えても」の福本莉子、映画「モエカレはオレンジ色」の生見愛瑠が受賞した。

西島が「皆さんは日本映画の未来」と激励


昨年の最優秀主演男優賞の西島秀俊は、受賞者に対し「皆さんは日本映画の未来です! 俳優の人生は長いので自分を大切に、ゆっくり進んで行ってください」と激励し、「明日で東日本大震災から12年になります。被災されたみなさん、世の中でいろいろな思いをされている皆さんが楽しんでもらえるように、人生を深く見つめる映画を共に作っていきましょう。みなさんの将来が輝かしいものであることを心から祈っております」と称えた。

受賞した有岡は「新人俳優賞をいただけてとてもうれしいです。何より、改めて映画を作る楽しさを教えてくれた『シン・ウルトラマン』で受賞できたことをうれしく思います」と喜んだ。

グループのメンバーに報告したのか聞かれると「報告を受けたのが、グループみんなでお仕事をしている時で、マネージャーさんに僕だけ別室に呼ばれて報告をしていただいたので、他のメンバーには僕が怒られていると勘違いをさせてしまってですね。控室に戻ったらみんながやけに優しく接してくれて申し訳なかったです(笑)」とにっこり。

番家は「オーディションで一番下手くそだった僕をここにたたせてくれた大人のみなさん、原田琥之佑、金沢監督のおかげです。これから頑張っていきたいです」と意気込んだ、

受賞を聞いてからの日々について、松村は「一歩一歩歩くごとに、耳や目の穴からこぼれ出そうなくらい毎日うれしく思っています」とコメントした。

目黒は、授賞式前にメンバーから「見ているから頑張って」とエールをもらっていたとのこと。「これからもSnow Man目黒蓮として邁進していけたらいいなと思います」と力強く語った。

「自信を持って1年目と言える」と小野


5歳から現在の仕事をしている小野は「今は19年目くらいです。いろいろなところで『芸歴が長いね』と言われるようになったんですけど、ある人に『芸歴は売れてから数えるもの』と言われた時から、『私はいつ1年目っていつ言えるのかな』と思っていました。そんな時にこの賞をいただけたので、これからは自信を持って1年目って言えるなと思います」と声を詰まらせながら語った。

菊池は「無名な私なんですけど『月の満ち欠け』という作品でこの賞をいただけてありがたいなと思います。取るに足りない部分ばかりですが、そんな今だからこそ得られることがあると信じて邁進してまいりますので、成長過程を見守ってくださればと思います」と呼び掛けた。

初映画出演で受賞した生見は「すごくうれしいです。何もわからないことばかりでしたが、楽しいことなんだって実感しました。作品の一つになれるように、丁寧に頑張っていこうと思います」と述べた。

最後に、福本は「非常に光栄に思います。たくさんの方に見て知っていただけたので、女優として、一人の人間としても成長して、誰かの人生に少しでも何かを残せるように頑張っていきます」と話していた。

授賞式の司会はフリーアナウンサーの羽鳥慎一、昨年の最優秀主演女優賞の有村架純、プレゼンターとVTRナレーションは西島、番組ナビゲーターはオードリー若林正恭、日本テレビアナウンサーの水卜麻美が務めた。

◆取材・文=大野代樹