窪田正孝が「第46回日本アカデミー賞」最優秀助演男優賞「この仕事をしていて本当に良かった」

2023/03/10 21:36 配信

映画 会見

窪田正孝「第46回日本アカデミー賞」最優秀助演男優賞写真提供:東京写真記者協会

「第46回 日本アカデミー賞 授賞式」が3月10日、都内にて開催。最優秀助演男優賞は、映画「ある男」より窪田正孝が受賞した。

役者をできていることに心から感謝


受賞した窪田は「『ある男』で石川監督と出会い『役の底の底のより深い部分を見つめて撮りたい』と言われて、裸でいるより恥ずかしいくらい全部をむき出しにして役にぶつかりました。それをサクラさんが受け止めてくれて、すごく幸せな家族像を描いてくれましたが、その幸せは一瞬ですし、嫌な気持ちになることは人生で多いと思うんですけど、この作品は一瞬の人生を描いています。キーになる役をやらせてもらえて『この仕事をしていて本当に良かったな』と、今この瞬間に噛み締めています」と喜んだ。

続けて「国境を越えて映画祭にも行かせてもらったんですけど、映画の力は無限です。いろいろな人の心を温めてくれたり、言葉じゃないもので教えてくれたり、そういったエネルギーが、ポジティブなものが映画にはあると感じています。役者をできていることに心から感謝しています。本当にありがとうございました」と感謝した。

妻夫木のインスタに載せてもらった


また、撮影中にうれしかったことがあったとのことで「妻夫木さんと一緒のシーンがほとんどなかったんですけど、その時に妻夫木さんがカメラにハマられて、すっごく遠くにいる僕を望遠で撮ってくれたんです。その写真を妻夫木さんのインスタに載せてもらえました」と話した。

これに妻夫木は「この時に初めて窪田くんと会ったんですけど、カメラ越しでも伝わってくる誠実さがうまく映画の中でも表現されていたなって思いましたね」と称賛した。

優秀助演男優賞は窪田のほか、映画「月の満ち欠け」よりSnow Man目黒蓮、映画「ハケンアニメ!」より柄本佑、映画「流浪の月」より横浜流星、映画「ヘルドッグス」より坂口健太郎が受賞した。

司会はフリーアナウンサーの羽鳥慎一、昨年の最優秀主演女優賞の有村架純、プレゼンターは昨年の最優秀助演男優賞の鈴木亮平、VTRナレーションは昨年の最優秀主演男優賞の西島秀俊、番組ナビゲーターはオードリー若林正恭、日本テレビアナウンサーの水卜麻美が務めた。

◆取材・文=大野代樹