3月31日に、出川哲朗とフジテレビの若手ディレクター陣がタッグを組んだ「出川のアニキ!」(夜0:55-2:25、フジテレビ)が放送される。“出川哲朗の新たな魅力を引き出したい”と3人のディレクターが考えた三者三様の企画を出川が行う同番組。収録後、出川と企画を手掛けた玉置遼ディレクター、坪井一季ディレクター、岡耕平ディレクターが囲み取材に応じた。
「こんな大変な規模でやるとは(笑)」
同番組の収録は一日がかりで行われ、収録スタート前には、出川が「企画を立ててくれてありがとうございます」と若手ディレクター陣に感謝する場面も。出川は、オファーを受け「すごくありがたくてうれしかったのですが、正直、こんな大変な規模でやるとは思っていなかったので、きょう来てびっくりしました(笑)」と率直な感想を語った。
続けて、「とにかくセットにびっくりして、熱を感じました。とても深夜の番組のセットではない。テレビはお金がないんです、と言っていたのに(笑)。企画を考えてくれた3人のディレクターはもちろん、美術さんや他のスタッフさんたちの熱量をめちゃ感じたので、それだけで“頑張らないと”と、何を締めるんだっけ…締めましたね」と話し、「ふんどし(を締める)」だと、ディレクター陣からツッコまれる一幕もあった。
各企画の感想については、「リアルガチに3本とも面白かったですね。1時間半(の番組)にするのはもったいないなと。30分ずつの番組にした方がいいんじゃないかと思うくらい、一本一本が番組として成立していました」と太鼓判を押した。
街の“気になる人”を取材「チョイスの仕方がうまい」
入社8年目の玉置Dが手掛けたのは「WHY!?そんな人間に!?」。普段イジられる側の出川が、“街録インタビュー”のVTRの中から気になる人を2人選び、後日、直接話を聞きに行くというもの。出川はVTRに関して、「見た目は普通だけど、この人の話を聞いてみたいなという人を選んでいて、チョイスの仕方がうまいなと思いました。他の番組であれば、テレビ向きな人を入れがちになると思うのですが、ちゃんと人間的に面白そうな人が選ばれていて、とんでもない数の人にインタビューしているのが分かりました。僕のロケはこれからですが、楽しみです」と語り、「この番組が今、普通に放送されていてもおかしくないんじゃないかというくらいの完成度でした。この企画の成功は、(「家ついて行っていいですか?」の)『Let It Be』にあたる曲を見つけられるかどうかだと思います(笑)」と絶賛した。
玉置Dは、「終わったあとに出川さんから『面白かったね』と言っていただいたことが一番うれしかったです。出川さんは、日本一、いろいろな人がガードをせずに話せる人だと思っています。そんな出川さんが、いろいろな人にいろいろなことを聞いてみたら何を話してくれるんだろうというところから企画を考えたので、きょう選んでもらった人のところに行くのが楽しみです」と出川のロケに期待を膨らませた。