プレゼンの台本は「自分で組み立てていく」
プレゼンのネタは「会議でアイデアを出し合うという感じ」だとバカリズムは言い、「スタッフさんから提案してもらったネタをやらせていただくとなったら、僕が思いつきたかったなと、どこかでジェラシーもあります。それぞれ出し合って、一番盛り上がりそうなものを選ぶというように、公平にやっていますね」と明かした。さらに、「情報を集めながら自分で台本を組み立てていくのですが、“ここでこれが使えれば!”というところで、権利の問題で“出しちゃいけないんだ…”とか。直前まで“この情報だけ出てこない…”とか。ただネタを考えるだけではなくて、事実を扱っているので、その辺りは皆さんも苦労しているんじゃないですかね」と、プレゼン準備で大変なことについて言及した。
バカリズムの今回のプレゼンテーマは「カラオケビデオ俳優史」。バカリズムは「“そこまで考えたことがなかった”という人がほとんど、というところにスポットを当ててみたので、自分でも調べていて驚きがあって楽しかったです。結構僕が覚えていたものが出てきて、懐かしさがありました」と振り返った。
完璧なプレゼンに永島アナ「そんな時間どこにあるんですか!?」
また、今後、見てみたいプレゼンテーマを聞かれ、バカリズムは「タイトルを出したときに、 “誰が興味あるの?”とみんなが思うくらい、とにかく狭いものが見てみたいです。他の皆さんのネタのタイトルだけ聞いたときに、“それ広がるの?”と思うんですよ。心配になりながらも、狭いテーマの中でちゃんと作っているということなので、ちょっと悔しかったりするんです。だから、他の人が心配になるようなジャンルで、タイトルを出したときにポカンとされるくらいのテーマだけど、そこからどんどん引き込んでいくというのをやってみたいですね」と意欲を見せた。
一方、永島アナは、この番組でのバカリズムの魅力について、「バカリズムさんが研究発表をされる方を同志だと思っていらっしゃるのか、収録中に『大好きになる』とおっしゃっていたんです。(初回でプレゼンをする)せいやさんや森田さんのことを温かく見守っている、すごく優しいまなざしも印象的です。それから、バカリズムさんの毎回の発表は、熱量がすごくて、そんな時間どこにあるんですかというくらいのプレゼン量とテンポでやっていらっしゃるので、そこもこの番組の印象的な部分だなと思います」と語った。
永島アナが「レギュラー(放送)になったらめちゃくちゃ心配です(笑)」と、プレゼン準備に時間をかけるバカリズムの体調を気にする中、バカリズムは「僕は、毎週はやらないですよ(笑)。それでも、月一くらいではやらせてもらうので、結構大変だと思いますが、やりがいはありますよね。これだけやったら、最悪、(番組が)終わっても仕方がないなと。仮にいつか終わるときがきても、やれるだけのことはやったと思えそうな感じがしますね」と番組への熱意を明かした。
最後に、視聴者に向けて、バカリズムは「ゴールデンだからといって深夜(※30分番組として放送)と本当に変わらないことを、もっと狭く面白くやっているので、今まで見てくださった方も安心して見ていただけると思います。深夜と同じ熱量、クオリティーのまま一時間という尺で放送されるので、びっくりすると思います」、永島アナは「とにかくたくさんの人の熱量、汗、思いが詰まった番組ですので、笑って受け止めていただけたらうれしいです」とメッセージを送った。