――天気予報にすべてを捧げている、と。天気の予習、復習というのは?
「毎日“天気ノート”をつけているんです。レーダーや気象図を見て、さらに天気ノートを見て…。その日と同じような過去の気圧配置、似たパターンを見て『この日はコンピューターが予測をハズしているから注意が必要だな』ということをノートで確認します。そうやって毎日予習、復習しているのにハズすなんて…と思う反面、だから天気は面白い。僕は天気予報も解説も百点満点ってないと思うんです。予報も毎日100%当たることもないし。でも、100%にできるだけ近づけるように、とは思っています。」
――何気なく見ている天気予報の裏にそんな努力と蓄積があったとは…。そんなに大変なのに、番組の天気予報のほかに、SNSでも予報をしていますよね?
「はい、TwitterとInstagramのストーリーズで全国、関東、茨城の天気予報を毎日投稿しています。Tw茨城県は全市町村の予報もしていますね。」
――そんなに!
「でもいいこともあって。茨城出身なので勝手にTwitterで天気予報をしていたら、いばらき大使に任命していただきました。」
――まさに毎日天気予報漬けなんですね。
「僕は天気は人の人生を左右することもあると思っていて。この連載でもいずれお話ししますが、僕が気象予報士になったのもある天気予報がきっかけなんです。台風など、人命に関わることもあるので、責任を持って天気予報をしていきたいです。」
気象予報士。1988年生まれ。2019年より日本テレビ系「ZIP!」にお天気キャスターとして出演中。天気予報のほか、バラエティ番組にも多数出演している。布団なし、カーテンなし、包丁なし、箸なし…という極端にモノのない生活や、ハンバーガーが主食という偏った食生活がバラエティ番組で取り上げられ、話題となる。中学生時代のあだ名は「デマ」(友達に教えた天気予報が外れたため)。いばらき大使、常陸大宮大使。水戸ホーリーホックオフィシャルウェザーサポーター。
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