<King & Princeる。>何事にも一生懸命に向き合うメンバー5人の奮闘と、その人柄が最大の魅力
「King & Princeが土曜のお昼を元気にするムチャぶりバラエティー」をコンセプトに掲げたKing & Princeの冠バラエティ番組「King & Princeる。」(日本テレビ系)。5月20日にゴールデン2時間スペシャルが放送され、Twitterでは「#キンプる」がトレンド1位を獲得するなど大きな反響が寄せられた。
TVerでは現在、10本の動画が配信中で、約1年半に及ぶ放送から選りすぐりの名場面が観られる。様々なムチャぶりを通して新たな魅力が引き出されたKing & Prince。今回は過去の放送回を踏まえながら、改めて番組の魅力を探ってみたい。
特番からスタートした「King & Princeる。」
毎週土曜昼に一部地域で放送されていた「King & Princeる。」。初回は2021年5月23日放送の特番からスタートした。「生放送に見切れてTwitterのトレンド1位に。何をする?」と題して、事前に永瀬廉が同局の生放送番組に映り込むなど、初回からユニークな企画が行われた。進行を務める劇団ひとり、準レギュラーの山崎弘也 (アンタッチャブル)との相性も良く、様々なむちゃぶりやツッコミによってKing & Princeらしい笑いを届けた。
通常放送の最終回を迎えた5月13日放送回では「キンプるデミー賞」と題して過去の名シーンや未公開シーンを放送。続く、5月20日のゴールデン2時間SPでは、三ツ星レストランで「当たり前レストラン」企画のほか、「King & Princeの夢を叶える!1泊2日の5人旅」として新潟県を旅した。自然の中でサウナ体験やピザ作り、最後は5人だけの花火大会が開かれるなど、最後の最後までのびのびとパワフルにロケを行った。
特番からスタートし、30分番組のレギュラー化、そして60分番組へと成長した背景には、何事にも一生懸命に向き合うメンバーの奮闘があったからではないだろうか。
伝説やファインプレーが続々、名場面を振り返る
オープニングでの白いスーツ姿から一転。体を張った挑戦もやってのけるKing & Prince。これまで様々な企画に挑戦してきた中でも、笑いとメンバーの絆が感じられたのが「日本語禁止!English Cooking」もそのひとつ。
「世界で通用するアイドルになるには英語力が必要不可欠」と掲げ、料理の手順を英語で伝え、ペアを組んだ2チームが料理。完成度の高さを競う対決企画だ。
岸優太が、日本語で書かれたレシピを英語に翻訳して手順を伝え、平野紫耀、神宮寺勇太、永瀬廉、髙橋海人が2組に分かれて調理を進める。制限時間30秒で英語で手順を伝えるのは難しいようで、数々のオリジナルのワードが飛び出した。メンバーもキーワードを紐解きながら進めるなど全員が手探り状態。
例えば、岸が卵液を濾すことを「エッグオーディション」と表現すれば、神宮寺や平野が過去の記憶を呼び戻し、すぐに理解するファインプレーも。「マッスルパウダー」は強力粉、「アダルトシート」はパイシートなど、オリジナルのワードがメンバー内の共通言語になっていくのも面白い。
回を重ねるごとに岸の語彙力や表現力が増え、調理チームも勘が冴え、キーワードの解読がスピーディーに。対決でありながら、思わぬハプニングに笑ったりファインプレーに驚いたり。出来栄えや勝敗の結果が霞むほどの笑いとインパクトを残した。TVerでは「東京町田の魅力を全力リポート!!クイズぶらり平野くん」で観られるのでファインプレーの数々をご覧あれ。
また、オープニングの白スーツの王子様はどこへ!?とツッコミたくなるほど、体を張りまくる「キンプるヤンキース」では、体を張った様々なゲームに挑戦。ゲーム自体はシンプルでありながら、メンバーの発言や動きがこれまた面白い。「体を張って岸子を守れ!!遠心力バケツリレー&足掛けドーナツ喰いバトル」では、普段の彼らからは想像のつかないキンプるヤンキースたちによる抱腹絶倒の奮闘が観られる。