神木隆之介との共演は「成長を見ている感じがして、親心のような気持ちに(笑)」
――主演の神木さんへの印象はいかがでしょうか?
神木くんのことは、彼が8歳の時から知っているのですが、お芝居に対して本当に真摯に向き合っていて、子どもの頃から良い意味で印象は変わっていません。そして、いつでも元気をもらえる存在で、共演者に対してもスタッフに対してもフラットに向き合っている姿勢がすてきだなと思います。
8歳で出会い、彼が13歳の時に「探偵学園Q」(2007年、日本テレビ系)でご一緒し、そして今彼の30歳の節目で“朝ドラ”にて共演すると。成長を見ている感じがして、親心のような気持ちになりますね(笑)。
――ご縁を感じますね。お芝居の中でも見守る気持ちは出てきていますか?
ありますね。8歳の頃のお芝居と今のお芝居とでは全然違うので、年齢とともにこうやって変わってくるのだなと。幅を感じています。
そして、本当に純粋なんだなとも思います。神木くんとお芝居の話はほとんどしませんが、僕は割と裏に裏にいきたいタイプなのに対し、彼は真正面からパッと出してくるので、本当に素直で…8歳の頃の印象から変わっていないです。まさに万太郎という役がぴったりだと思います。
――最後に、皆さんにメッセージをお願いします。
田邊教授という、これから万太郎に対して非常にストレスのかかる役柄を演じますが、万太郎も田邊教授もどちらも間違ったことはしていないと思うんです。両極の気持ちを皆さんには分かってもらえると思うので、プラスとマイナスがなかなか一致しない、田邊と万太郎のキャラクターを、逆に楽しんで見てもらえたらうれしいです。