「現場で“ヤバ藤”と呼ばれていましたから(笑)」
――高藤と、浜辺美波さん演じる寿恵子とのダンスシーンも見どころですよね。
ダンスに関しては、撮影の2カ月前くらいから稽古が始まりました。
ミュージカル俳優同士だと、ダンスも歌も「初めまして」でいきなりスキンシップを取ることが普通なので、みんな割とオープンマインドなのですが、お芝居畑の方と踊るとなると、皆さん躊躇(ちゅうちょ)されるんですよね。
なので、最初は浜辺さんに対しても「とてもシャイな方だな」という印象がありました。僕も距離感をはかりながら接していたのですが、おそらくシャイというよりも「ダンスが苦手」という意識があったようで、それが僕の目にはシャイにうつったのだと思います。
というのも、蓋を開けたらとってもしゃべる方で。最終的には、浜辺さんから現場で“ヤバ藤”と呼ばれていましたから(笑)。「高藤ってガンガン来ますよね。本当にヤバ藤ですよね」と言われたので、とてもかわいらしくてオープンな方なのだということが後々分かりました。
「万太郎と寿恵子が結ばれる起爆剤的な存在に…」
――“朝ドラ”をきっかけに、今後もし映像作品に進出することになったら、どんな役柄やジャンルに挑戦してみたいですか?
ミュージカルで悪役と言えば伊礼彼方なんです。クズ役といったら伊礼彼方なんです。それをドラマの方でも作っていけたらなと。その一方で、とても優しい父親役も実はやってみたいという気持ちもあります。
先に父親役をやってしまうと好印象が先立ち、その後の悪役の時に叩かれそうなので、先に悪役を演じてから父親役をやるのが理想ですね!
――最後に、メッセージをお願いします。
敵役ではありますが、僕は愛情を持って演じています。ですが、どんどん話が進むにつれて、やっぱり視聴者の皆さんにとって高藤はダメな男になっていきます。なので、本当に優しい目で見守っていただけたらいいなと…。
ただ個人的には、万太郎と寿恵子が結ばれる起爆剤的な存在になるのが目的なので、ドラマ的にそう盛り上がってもらえたら、自分の役割としてはまっとうできたなと思えそうです。
皆さんの反響で、自分が果たして仕事をまっとうできたかチェックしていきたいと思うので、ぜひ今後もSNSに意見を書いてもらえたらうれしいです。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。






























