俳優の芳根京子が、6月17日に都内で開催されたデビュー10周年記念写真集「京」(ワニブックス)の発売記念イベントに登場。イベント前に囲み取材に応じ、写真集発売を迎えた感想や、“常に全力”で向き合ってきた俳優業への思い、今後の展望などを語った。
デビュー作「ラスト・シンデレラ」から10年
1997年2月28日生まれ、東京都出身の芳根は「ラスト・シンデレラ」(2013年、フジテレビ系)で俳優デビューを飾ると、2014年に「物置のピアノ」で映画初主演、2015年7月期に放送された「表参道高校合唱部!」(TBS系)で連続ドラマ初主演を務めた。
その後も活躍の場を広げ続け、連続テレビ小説「べっぴんさん」(2016-2017年、NHK総合ほか)で念願の“朝ドラ”ヒロイン、2018年には「海月姫」(フジテレビ系)で“月9”ドラマ初主演、同年9月に相次いで公開された映画「累 -かさね-」「散り椿」での演技が評価され、2019年の「第42回日本アカデミー賞」で新人俳優賞を受賞した。近年もさまざまなドラマ、映画で幅広い役を体現し、直近では6月14日に最終回を迎えたドラマ「それってパクリじゃないですか?」(日本テレビ系)で主演を務めた。
そんな芳根が6月17日にデビュー10周年を記念した写真集をリリース。今回の写真集は、2023年に10周年を迎えるにあたって何かできないかと考え、約1年前に写真集を作りたいと相談したことがきっかけだったそうで、「こうして発売の日を迎えることができてうれしく思います。ドラマなどの作品ではなく、芳根京子個人のイベントにこれだけたくさんの方が取材に来てくださっているというのが、あらためて10年間自分なりにコツコツと頑張ってきて良かったなと感じております。本当にありがとうございます」と、無事に発売を迎えた感想と大勢詰め掛けた取材陣に感謝を述べた。
石川慶監督が企画・プロデュースを担当
今作は、2021年公開の主演映画「Arc アーク」などでタッグを組んだ石川慶監督が企画・プロデュースを担当しているが「10年という節目で私が写真集を出すならば、どういうものを作りたいかと思った時に、自分でも挑戦的なものにしたいなと思いまして。石川さんにご相談させてもらったところ、すごく面白いアイデアをたくさんくださって。“女優の芳根京子”と“女優ではない人生の芳根京子”が同じ世界に存在していたら…というドッペルゲンガーみたいな設定をくださった時に、試されていると思いました(笑)」と、今作のテーマが決まった時のことを回顧。
続けて「これは私の表現力にかかっているなと思ったので、すごくプレッシャーにも思ったんですけど、『Arc アーク』という作品は、石川さんと共に二人三脚のように闘わせてもらった作品でありましたので、燃えるというか、『やってやろう!』という気持ちになりました。すごく自信を持って『見てください!』と言える1冊になったかなと思います」と自信を見せる。