競馬中継番組「競馬BEAT」(毎週日曜昼3:00-4:00、カンテレほか)で2月からMCを務めている元・櫻坂46の菅井友香にインタビューを実施。長年、馬と触れ合ってきた彼女なりの競馬の楽しみ方から、グループを卒業し半年以上が経った現在についてまで、話を聞いた。
菅井は、小学5年生で乗馬と出会い、中学1年生から始めた馬場馬術では、「全日本ジュニア大会チルドレンライダー選手権」2位(2011年)に輝いた実力の持ち主。その後、大学でも馬術部に所属した。そして、2015年に欅坂46(現・櫻坂46)のオーディションに合格し、2017年からは初代キャプテンとしてグループを率いた。また、2018年から5年間、日本馬術連盟「馬術スペシャルアンバサダー」を務めた。現在は、女優・タレントとして活動している。
「競馬BEAT」には、今年上半期の出演を6月末で終え、9月10日(日)から再びのレギュラー出演を予定しているが、7月30日(日)と8月6日(日)、同番組に二週間続けて登場する。
「曜日感覚も競馬で感じる」新たなライフスタイル
――MCとしての約4カ月間を振り返って、いかがですか?
競馬は初めての挑戦でしたが、いろいろ勉強して、皆さんに教えていただきながら、なんとかやってこられているという感じです。MCも初挑戦だったので、生放送で学ぶことが多くて、とにかくがむしゃらにやってきた4カ月だったかなと思います。反省点は今も毎週ありますが、4カ月経って、純粋にレースを楽しめるように少しずつなってきました。
――競馬の面白さは、どういうところに感じていますか?
まずは、馬も騎手の方も、危険と隣り合わせの中で、あんな速いスピードで駆け抜けているという迫力に感動しています。それだけではなくて、レースを予想したりすると、馬の個性が見えてきて、一頭一頭が愛おしく思えてくるんです。今度こそ勝ってほしいなとか、この馬は雨の中も駆け抜けてきて、力強いだろうから、今回のコースはいけるんじゃないかなとか。レースまでの間に、(共演する)恋さんや岡安(譲)さんに相談させていただいて、いろいろな予想をすると、応援に熱が入るので、レース展開でハラハラドキドキする楽しさもありますね。
――この番組に携わるようになってから、競馬について新たな発見はありましたか?
今年、競馬法が制定されて、ちょうど100周年なんです。100年にもわたって馬がスポーツとして私たちを楽しませてくれていて、その中でいろいろな方々の努力や想いがつながって、今の競馬になっているんだと思うと、夢のあるスポーツだなと思いました。
現役の馬の血統などを調べていくと、競馬を始める前の自分でも知っているような有名な強い馬につながったりして、血統の面白さというのを最近は感じています。
――競馬の勉強は、どれくらいされているのですか?
毎週日曜のレースに向けて、平日は競馬雑誌を読んで、競馬専門のチャンネルも見たりします。まだ模索中なのですが、自分なりの資料を作って、木曜に枠順が出たら、枠も含めて予想をしています。土曜の夜は結構、眠れないことが多いです。予想に熱が入って、いろいろな考えが生まれちゃって、どんどん分からなくなっていくんです(笑)。
――それほど馬や競馬のことを考えていらっしゃるんですね。
馬に関して考える時間は、今までより確実に増えましたし、曜日感覚も競馬で感じるというか、一週間早いなと毎週思います。それが新たなライフスタイルになっていて、人生がちょっと変わった気がします。