俳優の若月佑美が、7月1日に都内で開催された1stフォトエッセー「履きなれない靴を履き潰すまで」(扶桑社)の出版記念イベントに登場。マスコミ向けの囲み取材に応じ、発売後の反響や撮影エピソードなどを語った。
若月の集大成となるフォトエッセー
同作は、若月が2019年8月より「週刊SPA!」で約3年半連載してきたエッセー「履きなれない靴を履き潰すまで」を中心に、連載時未掲載カットに加え、自身でコンセプトを考えた撮り下ろし写真や新作エッセーも収録されたもの。「誰かに寄り添う言葉になれば」という思いを込めて文章をしたためてきた若月の集大成となるフォトエッセーだ。
若月の誕生日である6月27日に発売され、発売後の反響について「昨日大阪でお渡し会がありまして、昔から応援してくださっている方からは『若月の言葉が昔から好きだったから1冊にまとまることがうれしい』というお声を頂きました。最近好きになってくれた方は『女優としての役でしか見たことなかったので、内面を知れる本が出たのはすごくうれしい』と言ってくれて、私も幸せな気持ちになりました」と、いろいろな層のファンから温かい言葉をもらったよう。
お気に入りのページについては「今回撮り下ろしたページなんですけど、実はセルフィーで撮っているんです。手にリモコンを持っていまして、私が今!っていう時に自分でシャッターを押して撮るという。あえてカメラマンさんを入れず、そこは私が『セルフィーで撮ってみたいです』とお伝えさせていただいて撮りました」と、セルフィーで撮影した新規撮り下ろしカットのページを挙げた。
また、今作の帯コメントは「アンラッキーガール!」(2021年、日本テレビ系)で共演した俳優の福原遥が担当しているが「はるちゃんの言葉のまま載せてくださったことがすごくうれしくて。私のことを若ちゃんと呼んでくれているんですけど、そのまま帯にも『若ちゃんの~』って書いてくれたことが、ダイレクトにはるちゃんの思いを受け止められてうれしいです。その関係性もファンに伝えられたのはうれしいなと。とても感謝しています」と、仲がいい福原の自然体の言葉が載せられたことを喜んだ。
福原&高梨臨と「グループLINEでやりとりしています」
福原とはプライベートでも親交があるそうで「はるちゃんと高梨臨ちゃんの3人でドラマをやらせていただいて、それからしょっちゅうご飯に行きます。はるちゃんが朝ドラをやられていて大阪のほうに行っていたのでここ1年は全然会えてなかったんですけど、ずっと3人のグループLINEでやりとりしています。最近も『お誕生日おめでとう』と連絡をもらって、『早く会いたいね』って話をしました」と、「アンラッキーガール!」をきっかけに仲良くなった3人の交流を明かす。
そんな3人が集まった時のエピソードを聞かれると「はるちゃんのかわいいエピソードがあって、高梨臨ちゃんの家でご飯を食べていたんです。はるちゃんが相当忙しかったんだと思うんですけど、冬に床暖房が効いてる所でワンちゃんと戯れていて、私と臨ちゃんはご飯を食べていたら急にはるちゃんの声がしなくなって。どうしたんだろうと思って見たら寝ていて(笑)。芸能のお仕事とか関係なく女子同士で楽しくお話をさせてもらっています」と、仲が良いからこそのほっこりエピソードを披露。
あらためて、フォトエッセーの“自己採点”を「本当に全ての思いを詰め込んで、期間で言うと3年半ぐらいのものが1冊になっているので、誰に何と言われようと100点を付けてあげたいなと思います」と力を込め、“集大成”となる自信作をアピールした。
◆取材・文・撮影=ブルータス・シーダ(STABLENT LLC)