神木隆之介主演の連続テレビ小説「らんまん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。7月6日放送の第69回では、久しぶりに万太郎(神木)の旧友・広瀬佑一郎(中村蒼)が登場。「こっちじゃ」と堂々とした口調で万太郎を導いた。(以下、ネタバレを含みます)
八方ふさがりの万太郎に、佑一郎は…
幕末から明治、そして激動の大正・昭和を舞台に、高知出身の植物学者・槙野万太郎が植物学の道を突き進む「らんまん」。第14週「ホウライシダ」では、寿恵子(浜辺美波)と所帯を持った万太郎が東京の十徳長屋で新生活を始める様子が描かれている。
教授の田邊(要潤)から「小学校も出とらん“虫けら”が何を言っても無駄だ」と、心ない言葉を投げつけられた万太郎。学歴がなければ植物の名づけ親にはなれないのか、と悩んでいた。
そんなタイミングで現れた佑一郎。万太郎の話を聞いて「教授がいうところの“虫けら”らぁが、この国を変える底力を持っちゅう。まったく、その教授、普請場に放り込んでやりたいのう」と怒り、悶々とする万太郎を「こっちじゃ」「博物館があるきのう。最初に上京した時も、博物館の先生方を頼ってきたがじゃろう。聞いてみたらえい。本当に自分じゃ何も発表できんがかと。万太郎には教授が全てじゃないじゃろう?訪ねていく先があるゆうことも、自分の宝じゃき」と導いた。
「こっちじゃ」道示す佑一郎
真っすぐ一点を見つめ、迷いなく「こっちじゃ」とゆくえを指し示す佑一郎。その姿は、今回が初めてではない。
第26回、万太郎が初めて上京してきたその日も、佑一郎は下宿を探す万太郎に「わしら、まずどっちに行ったらえいかのう?」と尋ねられ「こっちじゃ」「東京大学があるきのう。大学近くの本郷、根津、千駄木、谷中。下宿ならすぐ見つかるき」とアドバイスしていたのだった。