コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、碧木オルカさんの漫画「ドSなAI」だ。
7月9日に投稿されたツイートには、6000いいねを超える反響があり、「親近感が湧くAI」「2人の関係性がいい」「イケメンAIほしい!」といったコメントが集まっている。作者の碧木オルカさんに話を伺い、創作の裏側などを語ってもらった。
漫画「ドSなAI」のあらすじ
ある日「アシスタントが欲しい」と思い立った新人漫画家は、ネット通販に売っていたAIアシスタントを購入する。開封を楽しみにしていたものの、いざ開けてみると、段ボールの中から出てきたのは思ったものと違ったAIで…。
Twitter上では「じわじわくる」「いけしゃあしゃあと嘘つくところ好き」などの声が寄せられるほか、「顔と性格のギャップが好み」「美形なのに真顔でボケるタイプ」など、個性を持ったAIへの反響が目立った。
碧木オルカさんへのインタビュー
――「ドSなAI」は6000いいねを超える反響です。ここまでの反響となったことについて率直な感想をお聞かせください。
すごく嬉しいです! 普段は漫画をTwitterに載せても、そんなに見てもらえないので。私にとってSNSで漫画を発表するということは、見てもらえない苦悩との戦いです。その次に、見てもらえても反応がもらえない苦痛との戦いがあります。何のために戦っているのかはわかりません(笑)
――「ドSなAI」について、創作のきっかけをお聞かせください。また、作品に込めた思いがあればお聞かせください。
AIを使う機会が増えると、ツッコミどころが多すぎて面白かったので率直にネタにしてみました! もう1人の主人公は売れない漫画家で、創作に向き合う悩みやメンタルの問題はよく私の漫画に登場するお題のひとつです。これは余談ですが、私の漫画に下ネタが多いことをやんわり咎められたことへの反発も原動力になっています。
――「ドSなAI」に込めた思い、漫画を通して伝えたいことがあれば教えてください。
私はAIを何でもかんでもいいものとは思っていなくて「是非を問う」気持ちも強いです。AIだけでなく色々な事柄に対して常に問いかけはあって、漫画でも描いていきたいので、一緒に考えてもらえたらうれしいです。1番伝えたいことは漫画のとくに最終話あたりでしっかり描くので、ぜひ読んでください。
――今後の目標や展望があればお教えください。
見てくださって有難うございます。RTやコメントをくださる方、本当に感謝してます。お返事できないときもあるのですが、いただいたコメントなどにはなるべく全部お返事したいと思っているので、ぜひ気軽に書き込みしてくださいね。他にもいろいろな創作漫画、創作のお役立ち情報、エッセイ漫画などをSNSで発信しているのでそちらも見てもらえれば嬉しいです。
――読者やフォロワーにメッセージがあればお願いします。
この「ドSなAI」の漫画はページ数まとまったら同人誌にしたり、秘密の番外編なども描いてみたいです。その他の連載の準備もしているので漫画をこれまで以上に頑張ります!