女優の團遥香が、ファースト写真集「DAN」(講談社)を発売。7月29日に発売記念イベントを行った。
ZIP!レポーターとして活躍した「朝の顔」
2020年3月まで日本テレビの情報番組「ZIP!」のリポーターとして、朝にふさわしい爽やかな笑顔を届けていた團。現在は女優として多数のドラマに出演し、新境地を開拓している。
初めての写真集のコンセプトは「私の大好きなファッションとグラビアをかけ合わせたものにしたい」と回答。「あと自分でやっているブランドのルームウェアなどを入れてみました。また30歳という節目の年なので、自分のゆかりのある土地や場所で撮影したいという想いが強くあり、祖父の実家があった逗子で、自分の私服でデートしているようなカットを入れてみました」と、写真集のロケ地や衣装にこだわった事を明かした。
そして「昔から皆さんの写真集を見るのが好きで、ZIP!のレポーターの時にアイドルさんの写真集のイベントを取材したりインタビューをさせて頂いたのですが、そこに出ていた衣装とか、こういう風に着たらちょっとセクシーに見えるんじゃないのかなとか、自分で検索をしたりして探しました」と、作成時にはレポーター経験も活かされているとのこと。
表紙について問われると「撮影の時は緊張感というのはありませんでした。ですが、この写真が表紙になるとは思っていなくて。いくつかあった候補の中で、文字を入れてみた時に、満場一致で決まりました。和やかな雰囲気で撮ったのですが、これいいね、と盛り上がった瞬間のショットです」と出来栄えに満足な笑顔を浮かべた。
お気に入り写真は、オーバーオールを着た1枚。「私は昔からオーバーオールが好きなのです。最初は撮る予定はなかったのですが、なんとなくの思い付きで撮ってみたら、すごくいいじゃんと盛り上がって。その場でみんなで作り上げたというところから、お気に入りです。あと三つ編みもあまりしないので」と語った。
「ファンの方からInstagramのDMやコメントを頂いているのですが、絶対に買いますというコメントが多かったです。また周りの女友達からサイン頂戴と言われましたし、ZIP!ファミリーの女の子からも買うね、と言ってくれました」と周囲の評判も上々。それゆえ出来栄えは「100点です」と自信たっぷり。だが「数年後に見た時、こうすればよかったとか幾つか出てくるかもしれません」と、早くも2作目へ意欲をみせた。
インタビューする側からされる側になり「夢が叶った」と喜び
レポーターとして、写真集イベントの取材経験がある團。逆の立場になったことについて「その時は、まさか自分が写真集のイベントをするとは思わなかったです。取材でこの場所に来たこともありますし。ですが、レポーターを卒業する時に、自分はもうインタビューをする立場ではなく、される立場に行けたらいいなというのがあったので、その夢が叶って嬉しいです」と喜びを表した。
そして、6月に30歳を迎えたことについては「あまり実感はわかなくて」と、今までとは変わらない様子。「でも、なんか嬉しいなというのは、(30歳に)見えないと言われる快感を覚えています」と、年下に見えることが嬉しいとのこと。今後の目標については「写真集をきっかけにステップアップしていきたいですし、自分でデザインしているルームウェアのブランドがあるので作り手としても頑張っていきたいです。そして写真を撮られることが好きなので、こういう仕事を続けていきたい」と抱負を述べた。
◆取材・文=栗原祥光