小田井涼平が全国の観光スポットや地域に根ざした生活を送る人々を出会い、その土地ならではのグルメに舌鼓を打つ旅番組「一度は行きたい極上宿 小田井涼平のあい旅」(毎週木曜 夜8:00-9:00、BSJapanext)。8月3日は、山口・長門市を巡るようすが放送された。小田井が“ハンモックに向いてない”ことが判明したほか、日本酒を楽しめるオシャレなドリンクバーを堪能する。
緑豊かな棚田の花段でハンモックにチャレンジ
オープニングの舞台は棚田の花段。使用されなくなった棚田を活用したスポットで、花やハーブが植えられているほか、ちょっとした遊具が設置されている。土日・祝日にはハンモックが登場するため、オーシャンビューを楽しみながら寝そべることができる。
小田井は「これトロピカルよ、すごく!」と意気揚々とハンモックに身を預けようとしたが、190cmの身長の体を支えるには少々コンパクトサイズだったようす。「ハンモックに向いてないのよ、体が」と悪戦苦闘。
最終的には膝を折って全身を委ねる形となったが、太陽の光を浴びて輝く海面の青、棚田の緑を眺めながら、「もう今日、ここで終わりでええんちゃう?」と満足げだった。
次に訪れたのは、室町時代に発見されたと言われている山口県最古の温泉・長門湯本温泉。整備された遊歩道の向かいには、古民家を改築した飲食店などが並ぶ。
温泉街に沿って流れる音信川のほとりにポツンと佇むのは、手湯と足湯を両方堪能することができるスポット「おとずれ足湯」。さすがに両方を一度に味わうのは小田井も初めてだったようで、「こういうところで各国の首脳が集まって足湯と手湯やったら、なんかだいぶ平和的な解決…いろんなもんできるんちゃうかな。次回のG7、ぜひどうですか!ここで!」と思いも寄らぬ発想を明かす。湯加減もバッチリだったようで、「熱すぎない…ちょうどいい」とほっこり顔を見せていた。
エンターテイメントとしての夕食を楽しむ
この日の極上宿は、油谷湾温泉ホテル「楊貴館」。25もの酒蔵が存在する酒どころ山口県の強みを活かして、宿が厳選した12種類の日本酒を楽しめるウェルカムドリンクバーを用意している。小田井はウェルカムドリンクとしてセレクトされた「雁木」のすっきりとした喉越し、「貴」の豊かな風味に感嘆の息を漏らす。良質なお酒を飲みながら、ロビーの大きなガラス越しに悠々と広がる海の景色に目を細める。
和洋折衷の広々とした作りの部屋は、一枚の絵にも思える完成したオーシャンビューの景観が目玉。水平線となだらかな山の稜線を楽しめる窓からの眺めを楽しんだ後は、部屋つきの露天風呂を味わう。三面がガラス張りになっているため、まるで海と風呂の水面が連続して感じられる。トロトロとしたアルカリ性の泉質は“美人の湯”としても知られており、小田井も「ハンドクリーム塗ったみたい」と大興奮していた。
贅沢な部屋からの眺めをひとしきり楽しんだ後は、地元の名産を使ったオリジナル懐石に舌鼓を打つ時間だ。先付けの仙崎蛸と夏野菜の炊き合わせゼリー寄せのカラフルな野菜のポンポンと弾けるような食感に唸り、皿の上に所狭しと盛り付けられたお造りに目を見開く。
メインディッシュの1つである見蘭牛の炭火焼きは、噛めば噛むほど味が出る複雑な味わいで、添えられた味噌のまろやかな風味が酒にもご飯にも合うマリアージュを生み出す。嬉しい驚きと新鮮さに溢れた食卓に、小田井は「食べる側を楽しませてあげようという、エンターテイナーとしての料理長の存在が詰まっている気がしますね」と絶賛する。料理長の心づくしに「ありがとうございました」と改めて感謝しつつ、番組の最後には改めて油谷湾温泉の泉質について言及していた。
ご当地マニア・小田井涼平ならではの観察力
番組を通じて、多くの温泉地を旅してきた小田井。彼は温泉地ならではの手湯・足湯にも興味を示すことが多い。番組を数こなしていれば「温泉地に手湯・足湯」はある種“当たり前”の風景になってくるもの。しかし今回の道中でも見つけた「おとずれ足湯」では“末端を両方温めることの有用性”をマメ知識として披露しながら、「(手湯と足湯)両方は始めてかな!手湯も足湯もいろんなところでやってきましたけども」と“ご当地ならでは”のポイントを見つけて紹介している。
小田井は数多味わってきた温泉の1つだが、視聴者にとっては初めて見る景色。旅番組で“いつでも新鮮な気持ち”をもって楽しむのは鉄則といえど、実践できるかといわれれば難しいものだ。生粋の旅好き・ふれあい好きである小田井が行く先々にある“その土地ならでは”を見つける観察力の強さに、改めて気づかされた回だった。
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