ウエンツ瑛士「母親が作ってくれるごはんが特別でした」
――芸能生活の中で大変なこともたくさんあったかと思いますが、その中で忘れられない食事はありますか?
児嶋:ドラマの現場に参加させていただいた時に、ドラマの現場ではお弁当が出ない時もあって、当時お付き合いしていた今の奥さんがお弁当をよく作ってくれていました。それが本当においしくて。でも、一度だけお弁当を忘れていったことがあって、その時は最悪な気持ちでした。ちゃんと帰った後に食べましたけど(笑)。
あと、人力舎のお笑い養成所に入った当時、僕も含めてみんな、まだ痛い目に遭う前なので自分が一番天才だと思って尖っていて。そんな中、僕はお母さんのお弁当を持って養成所に行っていました(笑)。
ウエンツ:僕は小さい頃からお仕事をさせていただいていて、両親も共働きだったので、母方の祖父母の家にいることが多くて。でも、たまに日曜日に母親の仕事が早く終わると、僕が好きな煮込みうどんを作ってくれて、そのうどんが本当に特別でした。その中で特にドキドキしていたのが、次の日の朝に食べるおじやでした。楽しみで月曜日の朝は早く起きていましたし、本当はお弁当に詰めて持っていきたいくらい好きでした。
児嶋一哉「当たり前があるのは誰かがその当たり前を作ってくれている」
――番組でさまざまな職業を見てきたと思いますが、特に興味が沸いたお仕事はありますか?
児嶋:湯葉製造のお仕事を見て、一度やってみたくなりました! 10時間とかは無理ですけど(笑)。
ウエンツ:お茶を作っている回で、発酵したり選別したりする作業が印象に残っています。お茶を摘む工程でボランティアや近所の方が手伝いに来てくれている姿や、地域の名産を作っているという意味では街に恩返しをしていると思うので、すてきだなと思いました。
――視聴者へのメッセージをお願いします。
児嶋:当たり前があるのは誰かがその当たり前を作ってくれている、ということに気付くことができる番組だと思います。なかなか目にすることのないような仕事も発見できますし、ここまでこだわってやってくれているのだ、という驚きもあって勉強になると思います。より多くの方に見ていただきたいです。
ウエンツ:ゴールデンでの放送になると、番組を見てくさだっている人たちが「今から起きて仕事に行くんだ」とリアルに感じることができると思います。自分たちが寝ている間に働いている人たちを見て、視聴者の方が何を感じるのか、そこをすごく大事にしてほしいなと思います。