コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、テレ東で働く漫画家、真船佳奈さんの漫画「可愛いの概念ぶっ壊してくる一歳児」だ。
8月22日に投稿されたツイートには、2.4万いいねを超える反響があり、「ねこちゃんかわいい!」「尊い…きゅんきゅんする…」「ほっこりする話だなあ」といったコメントが集まっている。作者の真船佳奈さんに話を伺い、創作の裏側などを語ってもらった。
漫画「可愛いの概念ぶっ壊してくる一歳児」のあらすじ
一歳になった息子との、何気ない日常、お風呂の中でのお話…。
シャンプーの泡で髪の毛をねこの耳にしてあげると、とっても満足したご様子。しかし頭からザバーっとお湯をかけ鏡を覗くと、そこには耳がない自分の姿が映っていて…。
X(旧Twitter )上では「親バカかもだけど、可愛いんですよね」「昔お母さんがしてくれたこと思い出しました」「懐かしすぎて泣けてきた」といったコメントが寄せられ、他にも「息子にも真似してみたら喜んでました!」「我が家はデビルマンと呼んでいます」「今夜やってみよう!」など、コメント欄で共感の声とコミュニケーションの輪が広がっていた。
真船佳奈さんへのインタビュー
――「可愛いの概念ぶっ壊してくる一歳児」は2.4万いいねを超える反響です。ここまでの反響となったことについて率直な感想をお聞かせください。
息子と触れ合う時間、「かわいいなあ」と思う瞬間がたくさんあるのですが、それを漫画にしたところ、たくさんの人が「かわいい」を共に味わってくださって…! とても嬉しいですし、ありがたかったです。
――「可愛いの概念ぶっ壊してくる一歳児」について、創作のきっかけをお聞かせください。
息子が1歳6ヶ月になり、最近は意思疎通もできるようになってきました。みなさんが育児日記にお子さんの成長を書き留めるような感じで、息子のかわいい瞬間を、心のシャッターを切るように書き残しています。この作品は、お風呂に入った時のあまりにかわいい様子に、「これはみんなにもシェアしたい!」と思って書いたものです。
――「可愛いの概念ぶっ壊してくる一歳児」に込めた思い、漫画を通して伝えたいことがあれば教えてください。
私は育児の大変な瞬間も、辛かったことも全て漫画に書き残しています。でもその中で忘れてはいけないのが、本当に子供が大切な存在で、忙しくてあっという間に流れてしまう時間の中にも愛おしい瞬間がたくさんあるということ。そういった出来事もどんどん漫画にして、みなさんと共感できたら嬉しいなあと思っています。
――今後の目標や展望があればお教えください。
作品を読んでくださってありがとうございます! 息子の漫画に暖かいメッセージをいただけた日は、息子のことがもっともっと愛おしく感じられるような気がします。なかなか他のお子さんと触れ合うことも少ない日々を送っている方も多いと思いますが、漫画を通して子供という存在の可愛さや、子育ての楽しさを発見していただけたら何よりです。
――読者やフォロワーにメッセージがあればお願いします。
8月15日に「令和妊婦、孤高のさけび!頼りになるのはスマホだけ?!」という妊娠出産育児のコミックエッセイを出版したのですが、たくさんのママ・パパをはじめ、お子さんのいない方、これから子供を持つ方、もう子育ては卒業された方などたくさんの方にご好評いただくことができました。育児の大変なことも、嬉しいことも、楽しいことも、漫画という手段を通していろんな方に知っていただきたいなあと思っています。