コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、“思わずゾッとする子どものエピソード”を描いた漫画『先生やめて、ほんとにやめて』をピックアップ。
作者である漫画家のもうもうさんが、2023月6月17日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ、9400件を超える「いいね」や反響が多数寄せられた。本記事ではもうもうさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
保育園の先生からの返答で思わずパニック状態に…
本作は、もうもうさんが自身の子ども“おもち君”に「今日は保育園で何して遊んだの?」と尋ねるシーンから始まる。「ゆうくんとあそんだの~」と答える我が子に「え!?お友達できたの!?初めて名前聞いた!!」と驚くもうもうさん。
「ブルドーザーがすきなんだよ」と笑顔で話すおもち君に対して、嬉しさが込みあげるもうもうさんは、連絡網を通して保育園の先生に「初めてお友達の名前を教えてくれました。クラスのお友達でしょうか」と聞いてみることに。
しかしその翌日、先生からは「『ゆう君バイバーイ』と誰もいない園庭に向かって手をふっていました」「誰でしょうか」という報告が返ってくる…。予想外の回答にもうもうさんは、「えっ?おばっ?えっ?おっおばbお!?」と言葉にできなくなるほど動揺してしまうのだった――。
ほのぼのした話から一転、身の毛のよだつ展開が描かれた本作。もうもうさんが体験した実話とあって、ネット上では「思わず背筋が凍った」「イマジナリーフレンドであることを願いたい…」「下手なホラー映画よりも怖い」「これはパニックになるわ」「ほっこり系の話かと思ったら全然違った…終盤の展開が怖すぎる」などのコメントが寄せられていた。
作品のストーリーは「子どもと過ごしている中で、笑えたことをそのまま漫画にしています」
――『先生やめて、ほんとにやめて』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
あまりにも衝撃だったので、漫画にしようと思いました。面白おかしく描いた方が、私のモヤモヤも晴れると思ったので(笑)。
――本作では、ほのぼのするストーリーから一転してゾッとするような展開になる点が印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
まさにストーリーが一転するところです。読んでる人が「ぎょっ」としてもらえると嬉しいなと思います。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
ラストのコマの台詞です(笑)。こだわっているようなものではありませんが、焦りっぷりがほどよく表せたかと思います。
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
子どもと過ごしている中で、笑えたことをそのまま漫画にしています。可愛いエピソードなども多いですが、どちらかというと笑えるエピソードをピックアップしております。
――もうもうさんの作品は、子どもの予想だにしない言動が面白く、テンポの良いストーリー展開で非常に読みやすい印象も受けました。作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?
ありがとうございます。ストーリーに関しては、表現できているかは不明ですが、どう描いたら面白くなるかを考えております。芸人さんの面白いトークから学ぶことも多いです。作画はまだまだ勉強中ですが、セリフや内容が生きる人物の表情作りは意識してます。
――今後の展望や目標をお教えください。
引き続き育児漫画を更新しつづけることが第一目標で、読んでくださる皆様に届けたいと思います。また、個人的にですが創作の作品も描いていけたらと思います。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつも読んでくださって本当にありがとうございます。皆さんから頂ける反応が本当に励みになります。これからも更新頑張りますので、よろしくお願いします。