4人の出場者がパネルをかけて戦う視聴者参加型のクイズ番組「パネルクイズ アタック25 Next」(毎週日曜昼1:25-2:25、BSJapanext〈263ch〉)が、9月17日(日)に秋のスペシャル企画「M リーグ大会」を放送する。収録現場をこっそり覗かせてもらったところ、麻雀のトッププロであるMリーガーたちの素顔が垣間見えた。
日本トップクラスのプロ雀士がクイズで対決
Mリーグとは、2018年に発足した麻雀のトッププロだけが出場できるプロリーグ戦のこと。およそ半年をかけて、全9チームの中から優勝チームを決める。今回のスペシャル企画は、9月18日(月)から幕を開ける2023-24 シーズンの前哨戦をクイズでおこなうという主旨だ。
クイズで戦うのは、Mリーグに参戦する4チームの代表者たち。昨シーズンに初優勝を果たした「渋谷 ABEMAS」から多井隆晴、今シーズンからチーム参入を果たす「BEAST Japanext」の猿川真寿、「KONAMI 麻雀格闘倶楽部」の佐々木寿人、「TEAM RAIDEN/雷電」の黒沢咲という豪華なメンバーが揃った。
司会の谷原章介とのトークの中では、出場者たちが麻雀を始めたキッカケなどが明らかに。なかでも盛り上がったのは、佐々木が持つ“魔王”をはじめとしたキャッチフレーズの数々だ。佐々木自身が「歩くトーナメント」「麻雀攻めダルマ」のほか、「千年に一人の手役派」というあだ名を紹介するに至っては、思わず谷原も笑ってしまう。
また猿川に対して、「夫婦ゲンカをよくする」という話を聞いた谷原からキッカケを尋ねるシーンも。6人の子どもがいるイクメン・谷原による、即席お悩み相談会が開かれた形だ。
そんな個性的な出場者を応援するのは、各チームのメンバー。チームメイトだからこそ知っている出場者の一面を暴露したり、頼れるリーダーとして素直に応援したりと反応はさまざまだった。
“プロ雀士”というと遠い存在に感じるかもしれないが、暴露されたのは“おもしろいおじちゃん”、“息を吐くようにしょうもない親父ギャグを言う人”など、親近感を覚える一面ばかり。和気あいあいとしたスタジオの空気も相まって、一連のアイスブレイクによって各Mリーガーたちをとても身近に感じることができた。
クイズには真剣、トークでは仲睦まじい姿も
スペシャル企画だが、番組の形式自体は変わらない。4人の出場者が25枚のパネルをかけて、早押しで戦っていく。
クイズは、慣用句やアイドルの名前など、さまざまなジャンルから出題。“Mリーガー参戦”という今回ならではの“麻雀クイズ”も準備されていた。Mリーガーなら負けられない問題にはパネラー4人の闘志に火がつき、さすがプロというスピードで答えていく。チームを背負って出場しているプライドを感じた瞬間だった。
正解の数字をあてる「数字をあてましょう」でいちばん遠い数字を書いてしまった人は、2問立つことに。番組伝統の、クイズにまちがえたときのペナルティだ。この問題では、味方であるはずの応援者が思わず吹き出してしまう珍解答も。
クイズも麻雀の対局と同じで、早押しに出場者の性格が現れる。積極的に攻めすぎて問題の途中で解答してお手付きを食らう人、じっくり考えて早押しで負けてしまう人…。クイズの正解数とパネル数が合わないという「アタック25」ならではの展開を楽しみながら戦う姿が印象的だ。
番組中盤に挑戦者の1人ひとりへおこなわれたインタビューや、対戦後の振り返りトークでは、軽口をたたくシーンも見られた。いずれも業界では有名人同士、お互いのことは熟知しているのだろう。初めて顔を合わせる一般人同士の対決では見られない掛け合いで、見ごたえがあった。
どの分野であっても、“プロ”になれるのは極一部。そんなプロたちのなかで“トッププロ”と呼ばれる地位まで上り詰めたMリーガーたちが繰り広げる頭脳戦は、想像以上の見ごたえだった。リーグ本番を前に各チームが火花散らした前哨戦「パネルクイズ アタック25Next」の「Mリーグ大会」は、9月17日(日)昼1時25分から放送開始だ。
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