国民的ガールズグループとなったNiziUを生んだ、JYPエンターテインメントと日本のソニーミュージックの日韓合同オーディション・プロジェクト「Nizi Project」。そのSeason 2(以下、S2)が、現在Huluにて独占配信中。第9話では、日本合宿での最終審査となるチームミッションがスタート。初めての経験に壁にぶつかりながらも、最高のパフォーマンスを見せる為に持てる力を出し切って頑張る参加者たちの様子を、考察と共に振り返る。
日本合宿の最後は「チームミッション」
この日本合宿から韓国JYPセンターでのトレーニング合宿に進む為には、ダンス、ボーカル、スター性、姿勢…4つすべてのNiziキューブが必要だ。ここまでの3つのテストでキューブが貰えていなくても、今回のチームミッションでJ.Y. Parkに認められれば、キューブ獲得が可能。大逆転も狙えるのだ。「Season 1のマユカのように逆転を見せる参加者が出てほしい」とJ.Y. Parkは期待を寄せる。
チームミッションの目的は、「“1人”から“チーム”になった姿を見る事」。グループとして活動するのだから、いくら上手くても1人だけ目立ったり、チームワークがバラバラではどうしようもない。個性も出しつつ、仲間たちと協調し、グループとしての魅力をどれだけ見せられるか、がポイントだ。
メンバー分けと課題曲はJ.Y. Parkが決め、参加者は4名ずつ5チームに分かれ、限られた準備期間の中寝る間も惜しんで練習に励み、本番を迎えた。
「JYPが一番大事に思っているのは“ナチュラルさ”」
最初のチームは、ミラクがリーダーを務める、タイガ、タイチ(東京)、タカオの「開けドア」チーム。課題曲はStray Kidsの「Back Door -Japanese ver.-」。J.Y. Parkは、彼らに「エネルギー溢れるパフォーマンス」を期待しているそう。
ミラクとタイガは、幼い頃、同じダンススクールに通っていた“幼馴染”で、2年ぶりにこの日本合宿で偶然再会した。気心が知れた2人を中心にチームの雰囲気は良いが、 “マイクを持って歌いながら踊る”という経験が初めての参加者が多く、練習は難航…。短時間で新しく習う事が多すぎて苦戦する参加者たちに、JYP練習生のタイガが、マイクの持ち方から1つ1つ、自分が経験して覚えてきた事を熱心に教えたりアドバイスをした。
ミラクは、本来ならばリーダーの自分が引っ張っていくべきなのに、経験不足でそれが出来ない中、タイガが助けてくれた事をとても感謝していた。一方、タイガは、チームとしても個人としても、クオリティを上げたいと思っていた。そして、「JYP練習生」というプレッシャーの中、「1人じゃない、大丈夫」と自分に言い聞かせ、悔いの無いようにやり遂げようと心に誓っていた。
そして迎えた本番。練習の最初の頃、先生に怒られっぱなしだったとは思えないほど、エネルギッシュなパフォーマンスを披露した。だが、見終わったJ.Y. Parkは、まずタカオに「すごく練習したのがわかったが、練習量に比べて自信が持てていない」と言い、そしてタイチ(東京)にも「チーム全体に影響するぐらい、リズムとメロディが不安定」と厳しい指摘。
ミラクにも「ダンスにメリハリが無くて残念」と告げ、ミラクはガッカリ。が、続けて「それ以外は完璧でした!」と言われ、ホッとした笑顔を見せた。「ボーカルとダンスが全部、自分自身をありのまま見せる事を恐れてないように見えました。JYPが一番大事に思っている“ナチュラル”そのもの」と、最高の誉め言葉も飛び出した。
そして、タイガに対してJ.Y. Parkは「初めてJYP最長練習生らしく見えた」と、これまでの彼の努力を称えた。基本以上は出来ているのにプラスαの魅力を見せられない彼がJ.Y. Parkはもどかしかったのだ。「今日は別人のようだった」と褒められた彼は、思わず涙…。練習生として年月を重ねるにつれ、実力を発揮できない事がツラく、歌とダンスを楽しめなくなっていた時期があった、と想いを吐露するタイガ。だが、この日本合宿期間中に自分を振り返る事ができた、と語った。
そんな彼にJ.Y. Parkは、指摘した中低音の不安定さも今日は全然感じなかった、とボーカルキューブを与え、彼はこれで3つのキューブを獲得。タイガは、「努力って報われるんだ、って改めて思いました」とステージを降りた後も涙が止まらなかった。
https://www.hulu.jp/nizi-project-season-2
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