小俣奈三香&高島早百合、初めてのコースでベストスコア69の“ベテランアマチュア”と真剣勝負<ゴルフW#73>
コースを知り尽くしたアマチュアペアと、ゴルフの女子プロペアが真剣勝負を繰り広げる「ゴルフW」(毎週土曜夜8:00~、BS松竹東急〈全国無料放送・BS260ch〉)。9月23日の放送では小俣奈三香と高島早百合が参戦し、朝霧カントリークラブでベテランアマチュアペアとの闘いに挑んだ。プロとしてさすがの貫禄を見せる2人だったが、経験に裏打ちされたアマチュアペアがぐんぐん追い上げる。
ゴルフ歴35年以上のアマチュアペアに小俣、高島が挑む
今回2人に挑むのは朝霧カントリークラブで、相手は佐野吉一さんと田中秀典さん。佐野さんはゴルフ歴38年でベストスコア69、田中さんはゴルフ歴45年でベストスコア81という実力の持ち主だ。
対する小俣プロは、「高島さんがすごい飛ぶので、それを活かせるように。2人でコミュニケーションを取りながら、楽しんで勝ちたいと思います」と意気込みを見せた。一方、昨年に出産した高島プロは「そんなに飛ばないんですけども」と謙遜しつつ、「先輩(小俣プロ)の力を借りてですね、楽しくゴルフやって、できれば頑張って勝ちたいと思います」と、こちらも気合十分だ。
勝負は9ホールのストロークプレー。ただし、女子プロペアは全ホール2人でティーショット。第2打のポジションを選択後は、交互にプレーすることになる。アマチュアの2人からなるメンバーペアはホールアウトまでスクランブル形式。つまり女子プロペアはティーショット以降は交互に打ちあうしかないのに対し、メンバーペアは常に2人で打って「どちらかが打った良いポジションにいるボール」を選べる形だ。
コースを熟知したアマチュアVS女子プロ
佐野さんの第1打は見事にセンターポジションをゲット。田中さんはセンターからやや左に着地した。女子プロペアのティーショットは高島が行くことに。高島は体の感覚を取り戻すかのように、何度か素振りを繰り返してシミュレーション。クラブを振る動作が空を切る音、キンと鋭くボールを打つ音がゴルフ場に響き、巻き気味かつ左寄りながらもナイスショットを繰り出した。
第2打からはペアに分かれて進んでいく。小俣・高島ペアは、左に振るか右に寄せるかの作戦会議をした後で、小俣プロが右に寄せていくショットを披露。高島が「おお、うまい! ナイスです!」と興奮するほどのショットだ。その後も小俣・高島ペアが順調にコースを進め、このラウンドはバーディで勝利した。
続いてのホールは比較的短いホール。田中さんは「比較的短いショットを打って、攻めていきたい」と戦略を練る。同ラウンドでも第1打は高島が担当。“ドラコンクイーン”の面目躍如といったナイスショットを決め、ピンまで90ヤードという距離にボールを寄せた。ホールの真ん中を真っ直ぐ貫くショットに「おお!ナイス!」「めっちゃいい球」と全員から拍手が起こる。
高島の「ミスっても乗るから大丈夫です」と鼓舞する声に、第2打を担当する小俣は小声で「私、パター練習してないんですよ…」と不安を覗かせたが、さすがのプレーで繋ぐ。しかしメンバーペアも負けじと食い下がり、このラウンドは両者パーで引き分けに。
続く3ホール目は、小俣プロと高島プロが見事な連携プレーでバーディ。これで女子プロペアは「-2」、メンバーペアはプラスマイナスのない「イーブン」と差をつけられてしまった形だ。
4ホール目は小俣が第1打で右寄り、高島が左寄りに着地してしまい、真ん中に乗せた佐野さんとは相反する結果に。ここまでプロチームに押され気味だったが、ようやく本領発揮できたようだ。
第2打では高島がグリーンからこぼれてしまい、メンバーペアが全員から拍手喝采が巻き起こるショットで見事グリーンに乗せた。このままメンバーペアの勝利になるかと思いきや、惜しいところでバーディが決まらず。メンバーペアはパー、小俣・高島プロペアはボギーで終了となった。
ここまで小俣・高島プロが「-2」というスコアで優勢だったが、これで差は1打のみ。安定してパーを打ち続けるメンバーペアがバーディを出せば、結果が読めなくなる。次回後半戦(9月30日放送)では、果たしてどちらが勝利をおさめるのか。
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