今秋、TBSでの生放送が決定している「キングオブコント2023」の決勝戦へ進出する10組が発表された。激戦を勝ち抜き、決勝戦へとコマを進めたゼンモンキー、隣人、ファイヤーサンダー、カゲヤマ、サルゴリラ、ラブレターズ、蛙亭、ジグザグジギー、や団、ニッポンの社長は、16代目キングの称号と賞金1000万円を懸けて熱戦を繰り広げる。今回は、過去最多となる3036組がエントリー。9月20日、21日に35組のセミファイナリストたちによる準決勝を開催し、準決勝終了後にファイナリスト10組が決定。南海キャンディーズ・山里亮太をMCに、ファイナリストたちによる記者会見が開かれた。
会見早々おかしな空気に…
2008年にスタートし、毎年TBSで決勝戦を生放送している“日本一のコント師”を決める大会「キングオブコント」。
会見では、「キングオブコント2023」が10月21日(土)生放送の「お笑いの日2023」(昼2:00-夜9:54、TBS系)内で夜7:00から行われることも発表され、審査員を松本人志、飯塚悟志(東京03)、小峠英二(バイきんぐ)、秋山竜次(ロバート)、山内健司(かまいたち)が、「お笑いの日2023」の総合MCを例年に引き続き、ダウンタウンが務めることが分かった。
しんと静まり返るステージ上にMCの山里が登場すると、思いのほかゆるい空気の中、ファイナリスト10組が順々と呼ばれていく。1組ずつ中央に立ち、それぞれが各々の決めポーズを披露していると、3組目のファイヤーサンダー・こてつが急に大声を上げ、後々のファイナリストも何か一芸をしなければいけない空気に。
相方にぎゅっと抱きつくカゲヤマ、頬を合わせてすりすりし合うサルゴリラ、「やぁー!」と叫ぶラブレターズ、コンビ芸を繰り出す蛙亭、そして、ジグザグジギー・宮澤聡は佐久間宣行プロデューサーの物まねを披露し、や団は本間キッドがロングサイズ伊藤を肩に担ぐアクロバットを、最後にステージに現れたニッポンの社長は「ドラゴンボール」でおなじみの“フュージョン”のポーズで登場した。
決勝戦初出場組が熱い思いを語る!
10組中5組が、決勝戦初出場となる今大会。初出場で学生時代から「キングオブコント」のファンだというゼンモンキー・荻野将太朗は、たどたどしいながらも「皆さんのことは本当にリスペクトしていますけれども、倒すつもりで頑張りたいと思います」と気持ちを明かした。
同じく初出場となる隣人。中村遊直は「わてらは浪速のコント師や」とこてこての関西弁で会場の気持ちをつかみ、「大阪から来ましたんで、東京もんには負けへんで!という気持ちで」と意気込みを見せた。
また、初出場のファイヤーサンダーは、まさかの相方への不満からスタート。しかし、こてつは「決勝行けたんで、全部チャラです。素直にめちゃくちゃうれしいです」とにっこり。
続いて、コンビ歴14年目にして初出場のカゲヤマは、コンビそろって席を立ち、「めちゃくちゃうれしいですね。こんな所に来れるとは思っていなかったので…初出場なので、ちょっと生意気になっちゃうかも知れないんですけど、優勝狙わせていただきます」と低姿勢ながらも、益田康平が熱い思いを打ち明けた。
そして、幼稚園からの幼なじみのサルゴリラも初出場。児玉智洋は「44歳になりまして、40年負け続けてきて、やっと…な!」と、しんみりとした面持ちながらも赤羽健壱と目を合わせ「優勝目指して頑張りたいと思います」と強い思いを感じさせた。