“浮かれたボケ”が続出
今回で決勝出場4回目となるラブレターズ。溜口佑太朗は「本当にめちゃくちゃうれしいです。僕ら、2016年から7年ぶりなので久々で…本当に気合が入っているので」と明かし、塚本直毅は「自分が尊敬する人の大事な言葉を胸にずっと頑張ってきまして、その言葉を信じてここまでやってこれた」と感動的なエピソードを披露。
しかし、その言葉は浜田ブリトニーの「自分の直感を信じてただ突っ走るのみ」という言葉だったようで、山里も「どこに憧れてんのって言っていいのかも分からない」と困惑しつつも、「このように皆さま、時折浮かれたボケが飛び出すことがあります。どうぞ記事の方にしていただければ」と絶妙なフォローを見せた。
また、決勝出場2回目の蛙亭・中野周平は「調整に調整を重ねまして、なんとかギリギリ先月、体重が100kgいきまして…ベストコンディションでネタに臨むことができました」と、準決勝に体重を合わせてきたと告白。イワクラも「出番前にケーキを与えて、ちょっとパンプアップさせてから出させました」裏話を明かし、会場の笑いを誘った。
ニッポンの社長・辻、ロングコートダディにバチバチの闘志
コンビ歴・15年目で決勝出場3回目のジグザグジギーは、終始落ち着いた様子。かと思いきや、意気込みを聞かれると宮澤と池田勝が、絶妙なタイミングで同時に語り出すボケを繰り出した。このボケには山里も「キャリアとミスが合ってない!」とつっこみ。きょとん顔のジグザグジギーだったが、最後には「頑張ります!」と意気込んだ。
そして、や団は2022年に続き2回目の決勝出場を果たした。ファイナリスト発表のコール時、「表情に感極まるものを感じた」と山里に明かされると、ロングサイズ伊藤は「今年いかなかったら終わりだと言われ続けてたんで、本当にうれしいです」と吐露。
本間キッドも「去年、バンと(決勝戦に)出れたんですけど、一年かけてちょっとずつ沈んでいたので、もう1回上がるために決勝に行きたかった」と熱い思いをのぞかせた。
最後に思いを語ったのは、2020年から4年連続で決勝戦に進出しているニッポンの社長。辻は「4回目なんですけど、そんな調子にも乗らずに、3回目くらいの気持ちで…」とボケて会場の笑いを誘いながら、体調不良で準決勝を欠場したロングコートダディに触れた。
「ずっと一緒にやってきたんですけど…X(旧Twitter)上で、『残念や。優勝候補やと思ってたのに』とか(言われてて)、僕的に今年、ロングコートダディはネタ仕上がってなかったんですよ」と発言。予想外の言葉に山里が慌てる中、続けて「逃げられた感じがします。倒したかったです」と、実力を認めているからこその闘志を見せた。
そんな辻の横で微動だにせずに聞いていたケツはボーっとしていたようで、「僕らのコントでこの国が少しでも明るくなればいいな」とコメントし、会場をほっこりさせた。
※崎山祐の「崎」は正しくは「立つ崎」