――本作も世界に向けて配信されますが、ストリーミングサービスの普及で作品が世界中でほぼ同時に観られる状況について、どう思われていますか?
チ・チャンウク:俳優として、とてもいい機会になっていると思います。グローバルに作品が紹介される事になって、本当にたくさんの国の方々が観てくださって、コミュニケーションが取れるのは、幸せでありがたい事です。
ウィ・ハジュン:グローバルなOTT(ストリーミングサービス)のプラットフォームが今は本当に多くあって、様々なコンテンツに同時にアクセスする事が出来て、僕たちの作品を世界の方々に観ていただける機会となっているのは、俳優にとっても視聴者にとっても良い事だと前向きに捉えています。
すごく期待もしているのですが、同時に、実際、韓国人ではない海外の方々が、僕が感じた事や感情を同じように感じていただけるのか、それとも僕たちとは違う何か新しい感情を持たれるのか、どんな受け止め方をするんだろう、という点が気になりますね。
イム・セミ:たくさんの作品がディズニープラスを始め、様々なプラットフォームで世界中に配信されている状況で、私たちの「最悪の悪」もいろんな国の方に観ていただける良い機会だと思います。韓国の良いところや韓国の魅力的な俳優や良い作品を世界中の方々と一緒に観られるのは、ワクワクするし、とても光栄です。
今回、来日して、日本の方々が、韓国ドラマを楽しんでくださっていて、今回の作品にも期待してくださっているのを感じて、本当に感動しています。
「誰かとすれ違う時に“『最悪の悪』面白かったね”と言ってください」
――最後に、作品を楽しみにしている日本のファンにメッセージを。
チ・チャンウク:本当に楽しみながら撮影しましたし、多くの皆さんに観ていただきたいと強く願っています。どうぞよろしくお願いします。
ウィ・ハジュン:一生懸命撮影したので、この作品が日本でも成功して、また皆さんにお目にかかれるのを願っています。
イミ・セミ:楽しみながらもいろんな事を悩みながら撮影しました。ご覧になって、面白かったら…面白くなくても(笑)、信号を渡って誰かとすれ違う時などに「『最悪の悪』面白かったね」と、ぜひ言ってください!
「最悪の悪」あらすじ
舞台は1990年代。韓国の江南、中国、日本の麻薬密売トライアングルを捜査するために捜査本部が設置された。主人公の刑事パク・ジュンモ(チ・チャンウク)は、田舎の警察官ながら捜査本部の一員となり、昇進を狙って麻薬カルテルに潜入する。
さらに、ジュンモの妻で麻薬保安官であるユ・ウィジョン(イム・セミ)が自ら志願し、夫を助けるために奮闘。ジュンモは、江南の元DJで現在は江南連合のリーダーのギチョル(ウィ・ハジュン)の信頼を得るために彼の犯罪組織に順応していこうとする。
◆取材・文=鳥居美保
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/the-worst-of-evil/
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