HKT48が、10月5日にZepp DiverCity(TOKYO)にて「HKT48 秋LIVE2023」を開催した。また、夜公演では2016年・17歳で北海道から引っ越し、HKT48の4期生として加入し、約7年間活動した運上弘菜の卒業コンサート「運上弘菜 卒業コンサート~WHITE~」を開催。シングルのセンターも務めたHKT48のエース“なっぴ”のラストステージに多くのファンが駆けつけた。
運上弘菜「思いっきり楽しんで最後までできたらいいなと思います」
昼公演は「ハロウィン」がテーマとなるライブで、メンバーは事前に抽選で決まった様々な仮装で登場。一輪車で登場した市村愛里の掛け声で「ハロウィン・ナイト」からスタートした。ユニット曲のコーナーでも引き続きハロウィンにちなんだ楽曲や、HKT48の12周年にちなみ、「12」にまつわる楽曲で構成されたセットリストを展開し、ライブ終盤にはシングル曲を続けて披露。笑いと熱気に包まれたライブとなった。
そして迎えた夜公演は、2016年にHKT48の4期生として加入し、シングルのセンターも務め、HKT48のエースとして活躍した運上の卒業コンサート。オープニングは「モニカ、夜明けだ」でスタートした。運上が構成したセットリストは、王道のアイドルナンバーや運上にとって思い出の楽曲が続き、様々なメンバーとパフォーマンスを披露。ついに卒業コンサートを迎えた運上は「緊張しすぎちゃって…でも始まったらきっと、あっという間だと思うので、思いっきり楽しんで最後までできたらいいなと思います」と心境を話した。
コンサート中盤では、運上の活動を振り返るように、お披露目のステージでパフォーマンスした「今がイチバン」をはじめ、2017年に開催された「AKB48グループ ユニットじゃんけん大会」にて荒巻美咲と優勝を勝ち取ったユニット・fairy w!nkの「天使はどこにいる?」、初選抜楽曲となった「早送りカレンダー」などを披露。また、同期で卒業生の松本日向もサプライズ登場し、大きな歓声が上がった。そして、これまでの活動や卒業への思いを語る運上のインタビュー映像が流れると、自身初のセンター曲「3-2」を披露。客席は青一色のペンライトの光に染まった。
「君とどこかへ行きたい」でステージは幕を閉じた
本編最後のMCで運上は「今までで一番楽しいです」と笑顔。「どうか今日のこの幸せな時間を、皆さんがずっと忘れずにいてくださったら嬉しいなと思います」と気持ちを伝え、「ずっと ずっと」を披露し迎えたアンコール。7年間の活動を振り返る軌跡映像が流れ、ドレス姿になって再登場した運上は「あなたがいてくれたから」を涙ながらに歌い上げ、メンバーやスタッフ、夢を応援してくれた家族、そして応援してくださるファンの皆様への感謝の気持ちを伝えた。
最後にメンバーから運上へメッセージが贈られ、同じ4期生でチームHキャプテンの豊永阿紀はこれまでの思い出を振り返り、「アイドルが大好きな弘菜に『やっぱりHKT48いいなぁ』って思ってもらえるような、思い続けてもらえるようなグループをこれから私も、もうしばらく作っていくので、良かったらたまに見に来てください」と最後のメッセージを贈ると、運上は「本当に私はHKT48で良かったなぁと今日改めて思いましたし、皆さんに本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と話し、最後は運上がセンターを務めた楽曲「君とどこかへ行きたい」を全員で歌い、ステージは幕を閉じた。