小俣奈三香＆宅島美香、雨音で隣に声が届かなくなる悪天候の中、ナイスショットが光る＜ゴルフW＞
ベテランと若手の女子プロペアがコースを知り尽くしたメンバーペア(アマチュアペア)と2週にわたり真剣勝負を繰り広げる「ゴルフW」(毎週土曜夜8:00～、ＢＳ松竹東急〈全国無料放送・BS260ch〉)。前半戦となる10月7日の放送に小俣奈三香＆宅島美香が登場し、朝霧カントリークラブでベテランメンバーペアとのバトルにチャレンジした。未知のコース、コースを熟知する相手プレーヤー、そして悪天候という三重苦のなか、歴戦の2人がなんとか食らいついていく。
余裕を感じさせる女子プロペアに、メンバーペアはどう対抗するのか
小俣・宅島ペアに挑むのは、ゴルフ歴16年・ベストスコア74の北古味容さんと、ゴルフ歴18年・ベストスコア77の市川哲也さん。雨のそぼ降る悪天候だったが、北古味さんは「かなり緊張していますけど、プロの技を見せていただいて、自分のものにできればいいなと思っております」、市川さんは「2人の力を合わせて、何とかに対抗していきたいなと思っております」と意気込みを見せた。
対する小俣は「1球ずつ打つので、2人のいいところをチョイスしながら回れたら」、宅島は「こういうルールっていうのは、なかなかやったことがないのですごい楽しみっていうのと、先輩のいいショットを間近で見られるのですごい興奮してます」と、余裕を感じさせるコメント。
勝負は9ホールのストロークプレー。ただし、女子プロペアは全ホール2人でティーショット。第2打のポジションを選択後は、交互にプレーすることになる。アマチュア2人からなるメンバーペアはホールアウトまでスクランブル形式。つまり女子プロペアはティーショット以降は交互に打ちあうのに対し、メンバーペアは常に2人で打って「良いポジションの方のボール」を選べる形だ。
雨に苦戦する女子プロペア＆メンバーペア
スタートホールの第1打を担ったのはメンバーペア。北古味さんと市川さんは女子プロペアも思わず絶賛するナイスショットを放つが、女子プロペアも負けじと好ショットを見せつける。どうやら女子プロペアは、小俣がグリーンへ乗せる役、宅島はドライバーやパターを担う役という作戦らしい。しかし傘を叩く雨の音が強くなっていき、声を張らないとすぐ隣にも声が届かなくなる一幕も。
天気が小康状態になったタイミングで第2打を打つ両ペア。特に体格の良い北古味さんの豪快なショットを目の当たりにした女子プロペアは、自分たちの打球に納得がいかないのか「曲がらないけど飛ばない」と自虐の苦笑いを浮かべる。5パーの1ホール目は宅島のパーパットでバーディかと思いきや、寸前のところでボールが入らない惜しい曲線が描かれる。ここでは2組ともパーで引き分けとなった。
雨の勢いが増す第2ホールでは、宅島が本領を発揮して“飛ぶボール”を見せつけるも、続く小俣のショットはやや左に寄ってグリーンオンならず。「ごめん」と謝罪する小俣に、後輩である宅島は「大丈夫です。乗せます」と頼もしく宣言した通り見事グリーンに乗せる。とはいえその隙を逃すメンバーペアではない。女子プロペアがボギーで滑りこんだところをきっちりとパーで押さえ、1打差で優位に立つ。
重い雨粒が芝生を打つ第3ホールでは、宅島の第1打がいきなりグリーンを捉えるナイスショット。これには他の3人も、思わず称賛の声をあげた。続く小俣が順調にバーディで締めたいところだったが、水を含んだグリーンのせいか、思うようなプレーができない。女子プロペア、メンバーペアともパーで引き分けとなった。
第4ホールも悪天候に苦しめられるかと思いきや、百戦錬磨の女子プロペアとメンバーペアは徐々に雨に慣れてきたようす。第1打からナイスショットを放ち、左寄りの地形にも冷静に対処する。互いに好プレーを見せるが、両チームともパターでカップに嫌われてボギー。第4ホールも引き分けで幕を閉じる。
前半戦の最後、宅島は「負けません」と気合の一声。後半戦の10月14日(土)の放送はパー5・538ヤードでグリーン幅の狭い第5ホールからだが、女子プロペアは果たして逆転することができるだろうか。
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