カサソラの記事をきっかけに事件を整理するモンドラゴン警部補
カサソラは捜査としてエリサのもとを訪ね、専門家としての意見を求める。そこでエリサは、遺体の一部と祭壇の関係性について、“儀式では頭部をツォンパントリという祭壇に並べ神に捧げ、心臓は太陽や月に捧げられる”と説明。生贄になる人は生まれ変わると信じており、誰かが犠牲になることで災難を遠ざけていたという考えで、今回の事件もそんな信仰者の主張だと推測していた。
会社に戻ったカサソラは、エリサから得たヒントを元に“拷問されて切断された遺体は神に捧げる生贄ではないか”という説をキンタナに話す。するとキンタナはカサソラの記事を認め、「センセーショナル」に掲載した。
記事が世に出ると、警察たちはその内容を見てあざ笑うが、モンドラゴン警部補は「それが犯人の信仰なら同じように考えるべき」と事件を改めて整理する。モンドラゴン警部補はカサソラに、「何としてでも犯人を捕まえたいと」と話したうえで「情報をくれたら犯人の取材を許可する」と協力を求めた。
そんな時、エリサの博物館にスサーナ(病気で亡くなったエリサの乳母)の知り合いだという女性の霊能者が現れる。エリサは「スサーナのことを教えて欲しい」とその霊能者に頼むのだが、彼女は「人を待たせてる」と言ってその場を後にした。
場面は変わり、ある教会では、祭壇に“血の付いたナイフ”が置かれていた。それを見つけた司祭が戸惑っていると、次の瞬間、何者かによって教会に火が放たれる。司祭たちは急いで逃げ出し、どうにか一命を取り留めたものの、教会は勢いよく燃え盛るのだった――。
物語のキーパーソンとなるか?エリサの前に現れた謎の女性
第2話では、3人の被害者が同一犯によるものだということ、そして古代アステカ文明と関連があることが明らかになった。アステカ文明に知見のあるエリサがこの物語のキーパーソンになりそうだが、作中で何度も名前が登場するも、その姿までは明かされない彼女の乳母・スサーナの存在も気になるところだ。
今回はそのスサーナの友人だという霊能者がエリサの前に登場。この女性は、訪れた人に対して占いのような儀式をして身を清める方法を教えているため、彼女はもしかしたら昔の信仰を受け継ぐ1人なのかもしれない。そうなると、スサーナが事件に関連している可能性も大いに考えられる。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
Almadía Ediciones
発売日: 2020/01/13