10月23日に放送した、「鈴木拓とマルコスの釣りわっしょい!」(毎週月曜 夜8:00-9:00、BSJapanext〈263ch〉)。今シリーズでは、鈴木の夢であるブラジル・アマゾンを舞台に日本とは大きく違うスキルを要求される釣りを楽しんでいる。仕込みなしのガチンコが売りの同番組だが、今回は鈴木が「夢の魚」を釣り上げることに成功。ドキュメンタリーならではの感動を味わえる回となった。
「精神的なところで繋がっていたのかな」普段は語られないマルコスへの思い
鈴木拓は、お笑いコンビ ドランクドラゴンのツッコミ担当。鈴木の釣り歴はなんと30年。“芸能界イチの釣り好き”とも呼ばれている。同番組は、YouTubeで活躍する“釣りガール”のマルコスと鈴木がタッグを組んで釣りに奮闘するドキュメンタリーだ。
今回の舞台・アマゾンでの釣り旅もついに最終日、時間は午前6時50分。鈴木は早起きをして、一人黙々とアマゾンでの釣りを満喫していた。夢の場所アマゾンで釣りができる喜びに浸っているようす。
スタッフに「ずーっと釣りしていますね」と言われ、「まあこんな機会もないんで」と照れくさそうに答える鈴木。「隠居するならブラジルみたいな所がいいですね。飯も美味いし、人も良いし。まあ女性綺麗だし…(笑)」とニヤニヤしてみせた。しかし「自分の気質的に合っていると思う、たとえ便座がなくても」と最後にはしっかりオチを作り、スタッフの大笑いを誘う。
「マルちゃんにもブラジル合ってますよね」と話すスタッフ。それは鈴木も感じていたようで、「だから気が合うんだろうなっていうのはありました」と2人の話題はマルコスに。「精神的なところで繋がっていたのかなというように感じました」という鈴木。会った瞬間にマルコスが泣き始めたのを見て「いや恋人か」とツッコまれたという微笑ましいエピソードを披露した。
鈴木が早朝の釣りを終え、マルコスと合流。絶品の朝ごはんを食べたら、いよいよ出発のときは目前。界隈随一のボートパイロットであるロビンも交えて出船前の作戦会議がおこなわれた。今までの“耐える釣り”ではなく、楽しく、そしてブラジルの魚をキャスティングで釣りたいという鈴木。
「まずは、ピーコックバスがいるところを目指していく」ロビンの計画を聞いた鈴木とマルコスは、「おお!?」と驚きの表情で顔を見合わせた。“ピーコックバス”は別名でツクナレと呼ばれ、鈴木が憧れ続ける魚でもある。
「わっしょい」一同の掛け声とともに、鈴木が諦めかけていた夢への扉が再び開かれ始めた形だ。映像には鈴木の気持ちを代弁するかのような「ピーコックバスよ 待ってろ!」のテロップが。午前7時50分、一行はアマゾンでの釣り旅をスタートさせた。
ツクナレにやっと出会えた鈴木が「嬉しい…恥ずかしい…撮られてるぅぅぅう」
ピーコックバスがいるのは、支流の先に位置する湖。片道2時間をかけて、ロビンのイチオシである目的地へと向かう。見渡す限り人の手が及ばない、圧倒的な大自然が広がる。見事なシチュエーションに、2人が「これがアマゾン!」と興奮する一幕も見られた。
そして一行は、ピーコックバスのユートピアとも呼ばれる目的の湖に到着。午前9時40分の開始から、わずか45秒でファーストヒットが訪れる。「食った!!!…あっバレた」と鈴木が叫んだ次の瞬間、獲物はすぐ横のマルコスの餌に食いついた。「ツクナレ、ツクナレ」と言いながら見事に釣竿を操り、順調に釣り上げに成功。
見事なツクナレに「うっしゃーい!」決めポーズとともに雄叫びを上げたマルコスは、悪い笑顔で「ほーらほらほら」とニコニコしながら鈴木にツクナレを見せびらかす。この日の“ファーストワルコス”が登場。鈴木は「俺の夢のやつ…!」と羨ましさと悔しさが混ざったボヤキを飛ばしていた。
嬉しそうなマルコスをよそに、鈴木は悔しそうにしながらまた釣り始めた。使用する道具を変えたり、マルコスにアドバイスをもらって、試行錯誤しながら、ツクナレと出会うべく戦い続ける。
するとまたもマルコスが食いつきを感じるもヒットならず。「拓さん前にきてください、前の方が投げやすいです」ここで、マルコスと鈴木は位置を交換することに。「私のルアー掛かっているすぐ横あたりがきますよ」マルコスのアドバイス通りに鈴木が投げた次の瞬間、「食った!!!」鈴木のもとに本日2回目のヒットが訪れた。
水面を何度も飛び上がるほど活きが良く、引き上げるのに一苦労するもなんとかゲット。見事、夢だったツクナレを釣り上げた。エラや腹が鮮やかなオレンジで、日を受けてキラキラと輝くツクナレ。
鈴木は「夢のやつ!!!」、「危ねえ、泣いちゃうよ!」と言いながらも嬉しそうな表情でガッツポーズを取り、マルコスと喜びを分かち合う。そしてカメラに向かって笑顔でツクナレを差し出した。
しかも今回鈴木が使ったルアーは、30年前「アマゾンで釣りをする」という夢を抱き始めた頃に買ったものだという。思い出のルアーで念願の魚を釣り上げたことに、「やったー!めっちゃ嬉しい!!」と興奮冷めやらぬ鈴木を見て、周囲からは自然と拍手が起きていた。スタッフも「こっちまで泣きそうになる」と温かい雰囲気。
マルコスも嬉しそうに何度も写真を撮ったあと、惜しまれつつもツクナレを川に放す。鈴木は最後に「ありがとう、もう二度と俺以外の誰にも釣られるなよ」と、夢を叶えてくれたツクナレに感謝の気持ちを述べていた。
感極まって込み上げるものがあったのか、ついに鈴木の目から涙が溢れ始めた。「嬉しい…恥ずかしい…撮られてるぅぅぅう」と恥ずかしがりつつも喜びを噛み締める。
さらに30年間の芸人の苦労と全部リンクしている、このために頑張ってきたとポツリ。しかしまたもや「父方のおばあちゃん死んだ時も泣かなかったのにさ…魚釣って泣いちゃった」と、最後は芸人らしく笑いで締める鈴木であった。
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