コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、多くの女性が共感できると話題の人気作品「わたしの武器を仕込んだら」の中で、特に大きな反響を呼んだ「無理なダイエットをしてしまう女の子の話」をピックアップ。
作者のオガワサラさんが10月20日にX(旧Twitter)で同作を投稿。そのツイートには合わせて6万以上のいいねと共に、多くの反響コメントが寄せられた。この記事では、オガワサラさんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについてを語ってもらった。
無理なダイエットをしてしまう女の子
自分の体重が増えたことに焦りを感じた芦屋は過度なダイエットを始めてしまう。
空腹を我慢しすぎたせいで、ほとんど眠ることができず、ついに仕事中倒れてしまった。それでも「痩せたい」という気持ちが収まることは無い。芦屋はどうしても、憧れのモデルさんが着ていたワンピースをきれいに着られるようになりたかったのだ。
そんな芦屋の様子を見て心配になった上司は、危険なダイエットはよくないこと、そして自分の体を大事にするよう伝えた。
この言葉をきっかけに、芦屋は自分の体と向き合うようになる。「人は人、私は私」「外見が違うのは個性」と考えるようになった芦屋は、気楽になれた。
読者からは「素晴らしい」「今の若い子達に届け!」「自分の身体に合った体型維持が大事」など、多くのコメントが寄せられている。
「ルッキズムに囚われて欲しくない」作者・オガワサラさんが語る創作背景
――「わたしの武器を仕込んだら」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
周りの友人やSNSでの声を聞いて、X(旧Twitter)に4ページの可愛い下着を買った話を投稿したところ、沢山の反響を頂き連載化になりました。私は俗にいうアイドルオタクなのですが、人それぞれ心の武器となる好きなものがあることはとても良い事だということを伝えたくてこの漫画を描いていました。
――特に女性の方々から共感の声が多く寄せられていますが、本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見て欲しい」というポイントがあればお聞かせください。
もしも共感して頂けたのであれば本望です…!昔の漫画を読んで時代を感じるのが好きで、ファッションなどその瞬間に流行っているものをところどころ取り入れているのでぜひ注目して頂きたいです。
――「無理なダイエットをしてしまう女の子の話」の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
「隣の芝生は青いってやつよ」というセリフが気に入っていて、私自身も周りと比べて落ち込むことが多々あるのですが、隣の芝生は青いんだ!と思うと気にならなくなることもあります。好きなシーンは最後のアイスを食べているところです。アイスは美味しいので食べると幸せな気持ちになれます!
――本作を通じて伝えたいメッセージがあれば教えてください。
SNSの普及で、特に最近の若い子は美意識が高くて偉いな、と思うと同時に他人からの評価やルッキズムに囚われて苦しんで欲しくないなと思います。自分さえ良ければいいなーくらいの軽い気持ちで生きていって欲しいです。
――今後の展望や目標をお教えください。
漫画家として生活出来るようになってやっと2年経ち、今はとにかく目の前の締切に追われるだけでしたが、もっと面白い漫画を描いてドラマ化を目指して頑張りたいです!まず、もっと画力を上げて見やすい画面を作りたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
読んで頂きありがとうございます。感想などとても励みになっております。もっともっと面白い漫画を届けられるように健康第一で頑張りますのでよろしくお願いします…!