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声優・津田健次郎「人生は敗者復活戦が割とある」など、”若者に本気で伝えたい授業”で金言連発<最強の時間割>

2023/12/25 18:30

「TVerで学ぶ!最強の時間割」に津田健次郎が講師として登場
「TVerで学ぶ!最強の時間割」に津田健次郎が講師として登場(C)TVer

民放公式テレビ配信サービス・TVer初の完全オリジナル番組「最強の時間割〜若者に本気で伝えたい授業〜」シーズン2のLesson8が12月22日(金)に配信スタート。人気声優の津田健次郎が講師として登場し、辛酸を舐めた30歳までの人生を振り返りながら、挫折を力に変える授業を展開した。

「最強の時間割」とは


「最強の時間割 ~若者に本気で伝えたい授業~」は、さまざまな業界のトップランナーを講師として招き、学生や社会人に「知っておいてよかった」と思える“考え方のヒント”を届ける民放公式テレビ配信サービス「TVer(ティーバー)」の完全オリジナル番組。

2022年12月から約半年にわたり、放送された同番組が好評を受けて帰ってきた。シーズン2は11月3日よりスタートし、シーズン1に引き続きラランドニシダが副担任役、ラランドサーヤが生徒役。そして新しく生徒役として元乃木坂46の秋元真夏が参加する。

周りとのズレに孤独を感じていた幼少期


今回の講師は、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍する大人気声優の津田健次郎。「ここからは時間外労働です」という決め台詞でお馴染みの「呪術廻戦」七海健人役をはじめ、「ゴールデンカムイ」の尾形百之助役、「テニスの王子様」の乾貞治役など、人気キャラクターの声を担当している。

一方、声優養成所に通う水野谷泰我が「いろんな道を切り開いていってくれた先輩」と語るように、津田は声優以外にも幅広く活躍中。特に近年は俳優としての活躍が目覚ましく、TBSのドラマ「最愛」や「ラストマンー全盲の捜査官ー」などで強いインパクトを残した。

さらには今年、52歳で写真集を発売し、オリコン週間ランキングで第2位を獲得するなど異例の売れ行きを見せている。写真集を眺めながら、「かっこよくて声良くて、ムカつく人はムカつくんだろうなぁ……」としみじみ語るサーヤ。しかし、これまで津田が歩んできたのは決して平坦な道のりではなかった。「30歳までは全く食えてなかった」という津田の意外な言葉に驚く一同。チャプター1では、そんな津田の経歴を振り返った。

中学生の頃に古い映画にハマり、名画座に通いつめていたという津田。運動部でもなく好きで坊主にしたり、バンドブームの最中にボブ・ディランをひたすら聴くなど、当時は周りとのズレに悩むことも多かった津田はぶっ飛んだ発想の人間が評価される映画の世界に救われたという。その後、映画監督を目指し、演劇を学べる大学に進学。19歳の頃に映画を作る勉強として俳優養成所のオーディションを受けたのが、芸の道に足を踏み入れるきっかけとなった。

しかし、津田は芝居との出会いに衝撃を受けることとなる。普段の生活で溜まりに溜まった負の感情を爆発でき、それが周りにも評価されることに気持ち良さを覚えたという津田。そこから演劇にのめり込み、ひたすら稽古に打ち込む日々が始まった。

生きるか死ぬかの選択を迫られた津田が得たものとは?


津田は芝居との出会いをきっかけに「未来も過去もなく、今この瞬間を俺は生きている」とすらも思えたそう。一方で、養成期間を終えた津田はそのまま劇団への所属が決まるかどうかの選考で不合格となる。しかし、そこで苦渋を舐めたからこそ、謙虚でいられるという津田。その後も小さい事務所になんとか所属が決まるも、なかなか大きい役がもらえず、現場で下働きさせられる日々が続いた。

電気やガス、しまいには生命線である水道まで止められるほどの貧乏生活。それ以上に津田は芝居を見てもらえないことの方が、自分の存在意義が感じられず辛かったと明かす。苦しくても続けられたのは、津田にとって芝居が仕事という認識がなかったからだそう。25歳の頃に生きるか死ぬかの選択を迫られるほどのどん底も経験したが、「やっぱり俺は面白いことがやりたい」と思い直したという。

そんな中で声優の仕事が舞い込み、アニメ「H2」でデビュー。役者でも声優でも芝居には変わらず、特に抵抗はなかったそうだ。そして、「テニスの王子様」の乾貞治を演じた30歳を境に津田はようやく芸の道一本で食べていけるまでになった。そんな津田は「人生は敗者復活戦が割とある」と語る。だか、それは津田が真摯に芝居と向き合ってきたからこそ。津田は好きなことが何かわからないという人に、「ちょっとでも興味のあることに足を踏み入れて、ある期間は全力で頑張ってみてほしい」とアドバイスを送った。

「声にも人生は乗る」


番組は津田の仕事現場にも潜入。アニメ「遊戯王」のゲーム音声収録に臨む津田は、監督の指示で細かい表現を修正しながら40以上の台詞を収録した。ディレクターも「最高です」と思わず笑みが溢れるほどのアテレコに、津田のファンだという櫻坂46松田里奈も大興奮。「役ごとに声色を変えない理由とは?」という質問も飛び出す。それに対し、津田は「世間的には声を変えるのが声優の仕事という認識もあるが、できれば自分の肉体を通してのリアリティを出したい」とこだわりを明かした。

また、25歳までは監督が求める正解を探し当てにいっていたが、ある時から自分がやりたい表現を追求するようになったという津田。「呪術廻戦」七海健人の「仲間の数と配置は?」という台詞も原作のイメージより感情を込めた津田の表現が高く評価された。そんな津田は、自分の声に個性がないのが悩みだという水野谷に「素材が良い・悪いは後から決まることなので、自分で判断することではない」と回答。それよりも自分の表現を追求していくことの方が大事であり、そうすることによって「声にも人生は乗る」とアドバイスを送った。

番組の後半では、一つの台詞をお題のキャラクターになって演じ分ける「はぁって言うゲーム」(幻冬舎)に挑戦!「犯人はお前だ」というミステリーおなじみの台詞を、秋元や松田がセクシーな探偵や子供探偵になりきって披露。最後は、津田の渋い名探偵の「犯人はお前だ」に一同が酔いしれた。

最後に番組恒例の「かっこいい大人とは?」という質問に、津田が「歳をとっていくけど、歳をとっていかない大人」と回答。経験や知識は重ねていきながらも、「いつでもいろんなものを破壊できるくらい、純粋なものを失わないといいな」と語った。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

TVer「TVerで学ぶ!最強の時間割」
津田健次郎 写真集「ささやき」
津田健次郎 写真集「ささやき」
津田 健次郎 (著), 吉田 崇 (写真)
講談社
発売日: 2023/10/13
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  • 「TVerで学ぶ!最強の時間割」に津田健次郎が講師として登場
  • 【写真】松田里奈と秋元真夏が「はぁって言うゲーム」で探偵に挑戦する
  • 津田健次郎の授業に満面の笑みを見せる松田里奈
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