アメリカから帰国したヨンウンの様子に異変が…
ジンソンはジヌの事故が未だに信じられない中、ヨンジュと食事をする。実は昔、ヨンジュは父親に激しい虐待をされ、海に身を投げようとしていたところをジヌに救われたことがあった。そんなジヌのことをヨンジュは家族同然に感じており、自分を責めるジンソンに「ジヌは目覚める」と言い聞かせる。
ジヌはVIP室で治療を受けていたが、ジンソンが病室に入ろうとするとSPたちに止められてしまう。ジョンスクにも入室を断られ、怒りに震えるジンソン。そうこうしている内にジヌは自発呼吸ができなくなり、脳死の判定を受ける。ジヌは7年前に“人を救いたい”とドナー登録をしていたことから、ジヌの意思を尊重して臓器提供者にすることに。その後ジヌの遺灰は、彼の愛した海に撒かれるのだったた――。
1年後、ジヌの命日にヨンウンはアメリカから帰国する。帰りの飛行機でミンギュと顔を合わせるも、なぜかヨンウンはミンギュに気付かない様子。それだけでなく、以前は酒を一切口にすることがなかったヨンウンがヨンジュに「酒を飲もう」とまで言い出すのだった。
一方、ジョンスクはヨンウンの旧友で“家族同然”のギヨンに、“自分たちの会社が建てた複合型マンションに入居してほしい”と話す。ギヨンは戸惑いながら「僕にその資格があるかどうか」と渋る。その時、ジンソンの携帯に非通知の宛先からメッセージが届く。そこには「あの夜のオ・ジヌ」というメッセージと共に、事件当日ジヌが襲われる様子が撮影された動画が添付されていた――。
動画の送り主はギヨンなのか…?
ジンソンのもとに送られてきた差出人不明のメール。そこには目撃者が撮影した動画が添付されていたわけだが、事件当日に犯人の車付近にギヨンがいたことから、このメッセージはギヨンが送ったものかもしれない。
そんなギヨンはジョンスクにマンションの一室をもらう話をされた際も良く思っていない様子で、さらにヨンウンにも劣等感を抱いているようだった。ギヨンが何か事件に関わっていることは間違いないだろうが、犯人かどうかはまだ断定できないだろう。彼がジンソンに動画を送った人だとすれば、“犯人を捕まえてほしい”という思いが隠されている可能性もある。
また気になるのはヨンウンの様子だ。あれだけ真面目な堅物だったのに、アメリカから帰国後、人が変わったかのようにお酒やバスケを嗜む様子は何かあったとしか思えない。
さらにジヌをVIP室に入れ、家族さえも入室できない状況にするジョンスクにも不信感が募る。圧倒的な権力を持ち、誰も逆らえないジョンスクの姿を見ていると、ジョンスクは“ジヌの心臓”をアメリカでヨンウンに移植していたことも考えられる。事件の真相と共に、ジョンスク家族の動向にも注目したいところだ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
TCエンタテインメント
発売日: 2022/07/05
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