神取忍が告白「国会議員時代、誰も何も教えてくれなかった」
元参議院議員で女子プロレスラーの神取忍が、8月13日放送の「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)に出演。「出たとこ勝負で行動して大恥をかかない為の授業」をテーマに、国会議員時代のしくじりを全告白した。
神取は、自民党公認議員として2004年の参院選に出馬するも、会見の場で「正直、年金は払っておりませんでした」とあり得ない謝罪をしてしまい、選挙スタッフに大激怒されたと告白。さらに2004年は、前年にイラク戦争が始まって自衛隊が派遣されるなど、日本でもその情勢が注目されていたが、この問題について記者に問われると、「イラク問題? 正直よく分かんないんだよね。ぶっちゃけ♡」とコメント。参議院議員数を聞かれ、「何人だっけ? 忘れちゃった」などと常識はずれな失言を連発していたという。
そんなしくじりが祟って選挙は落選してしまったが、2006年に自民党・竹中平蔵大臣が辞職し、まさかの繰り上げ当選で議員に。初登院時のVTRを見ると、神取の前の席は舛添要一前東京都知事、隣の席はプロレスラーの大仁田厚だったが、2年遅れで議員になった神取は、右も左もわからずウロウロする状態。当時を振り返って神取は、「途中からやってきた1年生議員なので、いろいろなフォローやレクチャーをしてもらえるものだと思っていましたが、誰も何も教えてくれない。国会議員は国のことを考えるのが最優先。遅れてきた1年生議員に構っている暇はない」と語り、議員の実情を暴露した。
その後は、環境問題や災害支援に関して、さまざまなポストを与えられた神取だったが、実力不足で国会での戦い方がまるで分からなかったそう。結果が出せないまま、やがて世間からは“税金ドロボー”と呼ばれるようになり、4年の任期は満了に。’10年の参院選で、あえなく落選してしまった。
世間から大バッシングを受けた神取は、最後に「大きな理想ばかり語らず、自分のできることを地道に一つひとつやることが大切。知識がなかったら、チャレンジしても大事なものをなくしてしまう。事前準備は必ずしてもらいたいと思う!」とコメント。現在は、いじめ撲滅のトークショーや障がい者スポーツの支援などを行い、身の丈に合った社会貢献活動を行っているという。
次回は、8月20日(日)夜9:58から放送。弁護士・北村晴男が、“痴漢冤罪で有罪になるのを回避するための授業”を行う。
毎週日曜夜9:58-11:05
テレビ朝日系ほかで放送