芸歴20年目の個性派芸人・街裏ぴんくが、3月9日(土)に行われる「R-1グランプリ2024」(夜6:30~、フジテレビ系)の決勝に進出。2月11日に行われた決勝進出者発表会見にどくさいスイッチ企画、寺田寛明、真輝志、kento fukaya、ルシファー吉岡、トンツカタン・お抹茶、サツマカワRPGと共に登壇し、初めて決勝に進出した喜びと意気込みを語った。
過去最多の挑戦者から選ばれし9人
「R-1グランプリ」は、2002年より開催されている史上最大の“ピン芸日本一決定戦”。3月9日(土)の生放送は霜降り明星、広瀬アリスがMCを担当する。今大会は2021年~2023年までの3年間にあった「芸歴10年以内」という芸歴制限を撤廃されたこともあり、過去最多の5457人の挑戦者がエントリー。「とにかく面白いピン芸」というたった1つの審査基準で、若手からベテランまでが22代目王者の称号と優勝賞金500万円獲得を目指し、しのぎを削ってきた。
そして予選を勝ち抜いた33人が、2月11日に都内で開催された準決勝で激突し、激戦を制したファイナリスト全9人が発表され、吉住を除く8人が会見に登場した。
芸歴20年目、現在39歳の街裏ぴんくは、自身で創り上げた架空の話を“あたかも本当にあったかのように”熱量を込めて展開する芸風で知られる漫談家。出場制限が設けられ、R-1グランプリに出られなかった期間には、芸歴11年以上のピン芸人を対象にしたお笑いコンテスト「Be-1 グランプリ 2022」で優勝しており、実力は折り紙付き。2024年1月に上演された舞台「鍵泥棒のメソッド→リブート」にも出演するなど、幅広く活動中だ。
そんな街裏ぴんくは、初の決勝進出に「めちゃくちゃうれしいです!」と喜びを爆発させ、「Be-1という大会で2022年に優勝できて、50万円賞金頂いたんですけど、本当に貧乏過ぎて賞金もらった次の日にバイトの面接に行ったりとかしていたので、『いつか人生変えてやる!』って言いながら今までやってきました。当日、決勝のステージを桃色に染め上げたいと思います。やっぱり漫談はすげーなって思わせるために全力でいきますんで、よろしくお願いします!」と力強くコメント。
ルシファー吉岡「今回は日光浴に行こうかな」
また、同じくここ3年は“芸歴制限の壁”によって出場資格もなかったが、2016年~2020年まで5年連続で決勝に出場していた実力派・ルシファーが通算6回目のファイナリストに。「言い方が悪いですけど、3年間閉め出されていまして」というルシファーは、「6回目ともなるとちょっと落ち着いていて、リハから収録(生放送)までの合間どう過ごそうかなって…」と余裕綽々の様子。以前は温泉でリラックスし過ぎてしまったことを反省しつつ、「今回は日光浴に行こうかな」とちゃめっ気たっぷりに展望した。
なお、ステージ上で行われた抽選の結果、決勝のネタ順は以下に決定した。
(1)真輝志 (2)ルシファー吉岡 (3)街裏ぴんく (4)kento fukaya (5)寺田寛明 (6)サツマカワRPG (7)吉住 (8)トンツカタン・お抹茶 (9)どくさいスイッチ企画
◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT LLC)