現場は和気あいあい「楽しくポップな作品の世界観に合った空気感」
――現場の雰囲気はいかがでしたか?
丸山:4日間しか撮影がなかったので、あまり皆さんと深い話はしていないのですが、タイトなスケジュールをこなさなくてはいけないので、最初にリハーサルをたくさんしました。カメラマンさんと丁寧にイメージを作っていき、おちゃめな監督がいらっしゃるので、楽しく、和気あいあいと撮影できました。
渡邊:その通りだと思います。4日間で撮り切らなくてはいけないので時間に追われていましたが、現場の空気が悪くなることもなく、楽しくポップな作品の世界観に合った空気感だったなというふうに思います。
――要所に妄想シーンがありますが、そちらの撮影はいかがでしたか?
丸山:そこはもう本領発揮させてもらっちゃいました。リハーサルのとき、すごく笑っていましたよね。面白かったですか?
渡邊:面白かったです(笑)。
丸山:よかった~(笑)。違う世界に行ってしまう妄想癖があるひろこさんなので、そこは没入していただけたらうれしいですし、渡邊さんにはそのシーンにもお付き合いいただいているので、コスプレもあります。そこがもう最大の見どころです。
渡邊:本読みの時点で面白かったんです。元々、「丸山さんはどうやるんだろう」というのが想像できるような本でもありましたし、その想像を超えてくる本読みがあって、さらにそれを超える撮影があって。なので、僕は、カメラ外は基本ニヤニヤしていましたね。
丸山:めっちゃ助かりました。本当にいっぱい笑ってくださったから。
――撮影中のハプニングや面白かったことなど、裏話があればお聞かせください。
丸山:イナバウアーをしながら抱えてもらうシーンがあるのですが、そこで腰を痛めました。リハーサルから通算して多分100回ぐらいやったんですよね。ちょっとよろけて抱えてもらうシーンなのですが、すごく後ろに反るので、そのときの練習をすごくいっぱいしました。そこで、顔の距離が近くて、皮膚の香りまで嗅いじゃったりとかするハプニングもありました(笑)。
丸山礼、TBS入館時は“大雨に打たれた人”
――すっぴんを恥ずかしく思う主人公にちなみ、これまで恥ずかしくて隠してきたことや初出し情報があれば教えてください。
丸山:私、TBSさんの「王様のブランチ」のロケが多いんですね。「ブランチ」のロケはお店が始まる前に行くので、朝の入りがすごく早くて、顔にパックをしながら入館しています。警備の人にパックを1回外して顔を見せて、マスクですぐに隠すけど、顔がびちゃびちゃで。しかも髪も朝シャワーした後のびちゃびちゃのままなので、大雨に打たれた人みたいになっていて(笑)。
そのまま楽屋に行くのですが、知り合いのスタッフさんがいても顔を隠しています…。目を合わせられないので、誰とも挨拶ができなくて。そういうことをしちゃっています…。すみません。
渡邊:僕、人前で鼻がかめないんです。これは初出しです。小さいときから、鼻をかんでいるのを見られることが嫌だったんですよね。人がかむ姿を見ても別になんとも思わないのですが、自分がかんでいるのを見られるのは嫌なんです。なので、トイレの個室とか部屋の角の方とか、誰にも見られないところでかんでいます。
――藤崎に恋したひろこのように、過去に一目ぼれをした経験はありますか?
丸山:人を好きになるときは、一目ぼれが多いかもしれないです。そこはちょっとひろこさんと似ているかも。芸能界にいるとイケメンの方とバッティングすることが多いので、全員好き(笑)。全員好きになって、「お疲れ様でした」って言った瞬間にSNSで調べたりしちゃう(笑)。
渡邊:基本的に、物を買うときは直感です。家具や服は一目ぼれが多い気がしますね。直近だと、リビング用のテーブルを買いました。
カエルム
発売日: 2023/02/28