クレジットカードを渡され「飲み行ってこい」桧山進次郎と今成亮太が認める「阪神の親分肌No.1」＜ダグアウト!!!＞
無料のBS放送局「BSJapanext＜263ch＞」で放送中の野球情報バラエティ「ダグアウト!!!」(毎週火曜夜10:00-11:00)。野球選手やOBをゲストに迎え、まるで試合中の監督や選手が待機するベンチ“ダグアウト”で話すような業界ウラ話を深掘りする番組だ。2月20日の放送では、桧山進次郎と今成亮太の阪神タイガースコンビが登場。思い出深い監督とのエピソードや、「阪神の洗礼」について臨場感たっぷりに語った。
「おーん」だけではない、岡田監督の魅力
今回の放送でユニークなエピソードが飛び出したのは、「阪神の◯◯No.1」というコーナー。桧山と今成に出されたお題は「阪神の親分肌No.1」だ。
2人が選んだのは、「おーん」でお馴染みの岡田彰布監督。桧山は岡田監督が現役時代から「ご飯たべろー！」と、大勢の選手をご飯へ連れていっていたと話す。
桧山自身も1年目で右も左もわからなかったときに、連れて行ってもらったのだとか。新人と監督がご飯を食べにいくというのは珍しいようで、驚いたと当時のことを振り返っていた。
岡田監督は2軍の監督していたときにも練習後や試合後に選手を引き連れて、積極的に一緒にご飯を食べる場を設けていという。岡田監督からクレジットカードを手渡され「飲み行ってこい」と言われたという選手もおり、さらに「野球選手として遊んでこい！」と銀座へ送り出したこともあったと今成が語る。しかし、岡田監督のすごいところはそれだけではない。
「情報網がすごい」と桧山が続ける。手持ちの情報量が多い岡田監督は、選手同士が集まって話しているところに、どんな話題のときでもすんなり話に入ってきていたという。たとえば今成が地元高校の監督に関する話題で話しかけられたエピソードを思い出し、「なんでそんなこと知っているんだろうと言うことまで知っている。アンテナがすごい」と岡田監督の情報通ぶりに驚きの表情を見せていた。
ちなみに岡田監督のメディアインタビューに対する受け答えは、MCのますだおかだ・岡田圭右も驚くほどの腕前なのだとか。「さすが関西人やね。元々おもしろいことが大好き」と桧山が岡田監督を分析する。
しかも岡田監督は笑いを取りにいこうとするのではなく、「ボソッと言う」のがズルいと大絶賛する今成。しかし「あれはマネしたいですね」という今成の言葉には、岡田が「せんでええ！無理やわ、そういうタイプじゃない」と鋭いツッコミを入れる。野球の腕だけでなく笑いまで学ぼうとする今成の姿勢に、スタジオは笑いに包まれた。
桧山が思い返す「阪神の洗礼」
ガチャガチャで出てきたテーマでトークを繰り広げる番組の人気コーナー「ガチャガチャダグアウト」。最初は桧山からガチャガチャを回すことに。カプセルのなかから出てきたトークテーマは「阪神の洗礼」だ。
「これは間違いなくファンでしょ」と桧山。マスコミの多さにも驚かされたが、良い結果を出せば良いように取り上げてくれるものの、結果が出せないと手のひらを返したような反応になるとファンやマスコミの動向を振り返る。
さらに2023年の日本シリーズを見た岡田も、阪神ファンの応援には驚かされたという。その熱量は選手も驚くほどで、「声がズシって刺さるような応援」で甲子園球場が揺れていたと語った。
桧山も当時を思い出したのか、ファンの熱い想いがこもった応援を「なんかね、殺気立ってんの！」と表現。そうした応援を受けて、「ここ打たなヤバいぞ！」と思いながらプレーしていたそうだ。
良い意味でファンの声援は後押しになっていたようだが、打てなかったときのヤジも凄まじいものがあった。ライトを守っていた桧山は直接ファンの声が聞こえることが多く、より一層ファンのリアクションのギャップを感じていたと明かす。
後押ししてくれていたファンから背後から「オイコラ！桧山！」と言われたときは、「こんなに人って変われるもんなん!?」と人間不信になりそうになったと緊張感ある現場エピソードを漏らす。
だがそうしたヤジも、アツいチーム愛ゆえ。打てたときにはファンからは桧山コールが飛んできていたという。桧山は少し聞こえないふりをして余韻を楽しみ、4回、5回くらいコールが飛んだあとに「ありがとう」というのがとても気持ち良かったと嬉しそうに当時を振り返っていた。
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