元26時のマスカレイドのセンターで、現在は声優・ソロアーティストとして活動する来栖りんが、3月17日に都内で開催された2nd写真集「step by step」の発売記念イベントに登場。囲み取材に応じ、お気に入りカットなどについて語った。
ソロ2ndシングルのリリースも決定
2023年4月にTVアニメ「神無き世界のカミサマ活動」のオープニングテーマ「I wish」でソロアーティストデビューを果たし、同アニメのシアン役で声優としての活動もスタートさせた来栖。同年9月には、1stミニアルバム『Happy Lucky Diary』をリリースし、2024年5月22日(水)にはソロとして2枚目のシングル「Believer」をリリースすることも決まっている。
このほど出版した2nd写真集「step by step」は、「ホームステイ」をテーマに2023年11月末に台湾で撮影。異国の地を無邪気に楽しむ姿、少し大人の表情やまなざし、来栖の魅力が存分に収められた1冊になっている。
発売を迎えた感想を「デジタル写真集だったり、雑誌のグラビアだったり、いろいろなところで写真を出している方々がいらっしゃると思うんですけど、私自身が紙として写真集という形で残させていただけて、この先自分で見返すタイミングがあるでしょうし、おばあちゃんや家族も喜んでくれたので、手元に写真集としてあることはうれしいなとあらためて思いました」と打ち明け、紙の写真集としてリリースできたことを喜んだ。
また、お気に入りカットには大人っぽい表情で黒の衣装をまとう写真を挙げ、「普段の撮影ではパステルカラーのものやビビッドなカラーのものが多かったので、黒のお衣装を着せていただく機会があんまりなくて。(自分の)イメージと結びつきにくい色かなと思っていたんですけど」と前置きし、「写真集ということで何着もいろんなお衣装を着せていただいて、レパートリーの多さで(黒の衣装も)着せていただけたのかなと。意外性もありつつ、“意外と黒もイケるんだぞ”というところも見てもらえたかなと思います(笑)」と、普段のイメージとのギャップをアピールした。
声優業の印象は「マルチタスクな仕事」
本格的に声優として活動を始めてから約1年になるが、声優業については「台本を見ながら、画面を見ながらお芝居をしなくちゃいけない、というマルチタスクな仕事だなと。一気に別々のことを同時にやらなくちゃいけないのは新鮮だなと感じました」と、難しい部分もあることを明かす。
その上で、声優としての今後の目標については「声の印象みたいなもので、(実年齢よりも)年齢が下に感じられてしまうことが多くて、幼いキャラクターは表現しやすかったりするんですけど、自分と同じとか少し上の年齢のキャラクターを演じる時に幼過ぎると指摘されることが多いんです。そこは自分の中で引き出しをもっと増やしていきたいなと思います」と自らの課題をしっかり分析しつつ、成長・飛躍を誓った。
そして、今回の写真集の自己採点を「100点」とし、「最近はMVとかジャケット写真とか、ポーズが決まっていたり、角度が決まっていたり、かっちりスチール撮影みたいなものが多かったんです。こうしてナチュラルな写真を撮られるのが久しぶりで、最初は少し緊張しながらだったんですけど、普段からお世話になっているカメラマンさん、ヘアメイクさんのチームだったおかげで、しゃべっているところをそのまま撮られるような、本当に“素”が詰まった1冊になりました。すごく楽しいところがギュッと詰め込んでいただけたので」と理由を交え、出来映えに自信を見せた。
来栖りん2nd写真集「step by step」は3月12日より発売中。
◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT LLC)