お笑いコンビ・マユリカがレギュラー出演する新番組「お笑い4コマパーティー ロロロロ」(日本テレビ系・中京テレビ制作、毎週水曜24時29分-24時54分)がついに4月3日より放送スタート。この度、WEBザテレビジョンは初回の番組収録に潜入!放送に先駆けて見どころを紹介する。
結成13年目・マユリカ、全国ネット初レギュラー番組がスタート
日本テレビ系・中京テレビ制作の人気バラエティー「それって!?実際どうなの課が3月末をもって終了となった。同番組が放送されていた“水曜プラチナイト”は4月から2部構成となり、23時59分からは特別番組として過去に3度放送され、話題となった斎藤工出演のドキュメントバラエティー「こどもディレクター」を放送。
そして、24時29分からの枠ではお笑いコンビ・マユリカがレギュラーを務める「お笑い4コマパーティー ロロロロ」(以下、「ロロロロ」)が新たにスタートとなる。
マユリカは、神戸出身の幼なじみである阪本と中谷で2011年に結成。気心が知れた2人ならではの息の合ったコント漫才を武器に、2023年の漫才日本一決定戦「M-1グランプリ」(ABCテレビ・テレビ朝日系)では決勝に進出し、4位に輝いた。
その年の春には東京進出を果たしており、M-1を経てさらに飛躍。準レギュラーを務める「ラヴィット!」(TBSテレビ系)をはじめ、今やバラエティーに引っ張りだこの人気コンビだ。そんなマユリカが、昇龍のごとく勢いで全国ネット初レギュラーを勝ち取った。
ヒコロヒーの回答で一発逆転!?カルテット大喜利の醍醐味が炸裂
1976年から18年にわたって放送された中京テレビの伝説的マンガ大喜利バラエティー「お笑いマンガ道場」のDNAを引き継ぐ「ロロロロ」。
大喜利といえば、1人で回答するイメージがあるかもしれないが、この番組は“4人1組”で大喜利のお題に答えて1つの笑いを作るという、今までにない新しいスタイルの大喜利バラエティーだ。マユリカの2人が中心となり、毎週変わるゲストと共にチームで笑いを作り出し、判定員ゲストが4段階で評価する。
初回の放送では、回答者ゲストとして芸人のヒコロヒーとラッパーの呂布カルマが参戦!櫻坂46の武元唯衣が判定員ゲストとして、“4人の笑い”をジャッジした。
お題の内容は「4コマ」を象徴するような画力を使うお題から、4人の文章をつなげて1つの笑いを作るお題、さらには、リズムに合わせて回答していくお笑いゲームまで多岐にわたる。
例えば、今回の最初のお題は「デートに3時間遅刻!ブチギレ彼女の怒りをオリジナルスタンプで鎮めロロ!」。ブチギレ彼女に扮する武元から届いた怒りのメッセージに、即興で描いたオリジナルスタンプを返して、その怒りを鎮めていく。
そんな中、1番手の呂布がいきなり「怒っている女にスタンプ一発で返すのが得意」と豪語!中谷は「こんな適材適所ある!?」と仰天し、スタジオが笑いに包まれた。これは楽勝か!?と思われたが、呂布が放ったスタンプに一同は戸惑いを見せる。
その後も中谷、阪本と回答していくが、“彼女”武元の怒りは鎮まるどころかますますヒートアップ!4番手のヒコロヒーが「何してんねん!」とブチギレる始末に……。
しかし、さすがはヒコロヒー。これまでの流れを覆すスタンプで奇跡が起き、辛口ジャッジの武元も思わずニコリ。これぞチームで挑む大喜利の醍醐味!と言わんばかりの連携プレーを早速見せつけた。
スピードが勝負の4コマ大喜利で、元漫画家志望・呂布カルマも絵心を発揮!
初回の放送では、「メルヘンジムで腹筋を割るためのトレーニング方法を説明しロロロロ!」というお題も出題され、メルヘンチックなジムならではの“トレーニング”の手順を1人ずつ即興で描いて、4コマで1つの流れを作っていく。
発想力や瞬発力はもちろんのこと、画力が問われるこのお題。
中谷は漫画で受賞歴もある絵の実力の持ち主だが、他の人は果たして……と思いきや、全員上手い!?実は、呂布は芸大出身で漫画家を目指していたこともあり、ヒコロヒーも漫画を描いた経験があるのだとか。
阪本も収録後の囲み取材で「平均よりはちょいうまいくらい、本気出したら描ける」と話しており、意外な画力を見せつけた。
ただ、上手いだけではなく、笑える絵を描かなければいけないのがこの番組だ。しかも、制限時間があるため、そこまで時間はかけられない。さらには「あと1分しかない!」「早く早く」といった次の回答者からのプレッシャーも受ける。
そんな中で、中谷がちょっぴり天然な回答を繰り出す場面も。最後には武元も驚愕する、とんでもないオチが待ち受ける。4人は無事に笑いを生み出すことはできたのか――。
また、「〇〇といえば」とお題から連想される4文字をリズムに合わせて回答していくゲームでは、武元がノリノリのコールでみんなを盛り上げていく。テンションが上がりすぎた中谷の言動に、スタジオは爆笑の渦に巻き込まれた。
子供から大人まで楽しめるゲームとトークでお茶の間を笑顔に
オモロロちゃん=天の声を務めるのは、ゆにばーす・はらと、紅しょうが・稲田。2人が交代で天の声を担当し、番組を進行していく。
オモロロちゃんは温かくみんなを見守っているが、時折思わぬ無茶ぶりが飛んでくることも!?そんなオモロロちゃんや、毎回のゲストとマユリカのトークも番組の見どころである。
インタビューでは、「来た人全員に“めっちゃ楽しかった!”って言ってもらえたら嬉しい」(中谷)、「僕も学校にゲーム持ってきたやつみたいな感じで、みんなと同じ目線で楽しみたいと思ってます」(阪本)とそれぞれ語っていた2人。
その言葉通り、ゲーム中も「お互いにフォローし合おう!」とみんなに声がけをするなど、幼なじみである2人が作り出す和気藹々としたムードがスタジオに漂っていた。それはまるで、休み時間の教室のよう。
ゲーム内容も子供から大人まで、明日からでもみんなで楽しめるものばかりで、もしかしたらこの番組から社会現象となるような遊びが生まれるかもしれない。
そんな期待も膨らむ、4コマで遊び、4コマで笑い、4コマで楽しむネオ大喜利バラエティー「お笑い4コマパーティー ロロロロ」の記念すべき第1回は4月3日水曜24時29分から放送される。TVerでも見逃し配信されるので、ぜひチェックしてほしい。
■取材・文/苫とり子