コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、野愛におしさんがX(旧Twitter)上に投稿した漫画「罰ゲームで告白するギャルと、真面目なオタク」だ。4月24日時点で2.6万以上のいいねがつく反響が集まり、話題となっている。今回は作者の野愛におしさんに制作の背景を伺った。
ギャルがオタクに告白したのは罰ゲーム!?
「オタク君…ってさ…カノジョいないよね…?アーシと…つ……付き合ってよ…!」
と震えながら主人公のギャルはオタク君に告白する。
その告白に対し、オタク君は「罰ゲーム告白ですよね。それ」と睨みをきかせて一言。
オタク君は、ギャルの目線が合わないところ、たどたどしい言葉、震えや冷や汗から罰ゲーム告白だと考察して指摘した。
しかし、実は罰ゲーム告白ではなく本気の告白だったのだ。
恥ずかしさから目線を外してしまったり、言葉がたどたどしくなったり、震えや冷や汗がでていた。
心の中で否定をし、思わず涙が出てしまうギャルに対し「…今、わかりました。あなたの本当の気持ちを。今まで汲み取れなくてすみません」と理解したかにみえたオタク君。
しかし、それはオタク君の勘違いで……。
今作は思わずクスっと笑ってしまうラブコメである。
実際に漫画を読んだ人達からは「これ最高」「こういうの好き!」「これはいい」「非常に魅力的」「なんだこのおもろすれ違いラブコメは」と、いった声があがっている。
今回は、作者・野愛におしさんに『罰ゲームで告白するギャルと、真面目なオタク』の制作について話を伺った。
作者・野愛におしさんの創作背景とこだわり
――「罰ゲームで告白するギャルと、真面目なオタク」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
すれ違いラブコメの練習をするために作成いたしました。
他にも、SNSで目を引く構造を試したり、ページをめくった際に持っ次の展開が読みたくなるコマ割り等 読んだ方にとって違和感なく、スムーズに内容が入ってくるよう漫画を描くための練習が含まれています。
――「罰ゲームで告白するギャルと、真面目なオタク」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントはありますか?
2ページ目で読者をにらみつけてくるオタク君がかなり力入っているので見ていただきたいです。
1P目で溜めを作った分の迫力と、オタク君がいかに怒っているかの感じが伝わると嬉しいです。
――普段作品を描く際にストーリーやキャラクター設定はどこから着想を得られることが多いでしょうか?
まずキャラクターを先に作り、そのキャラに脳内で自由に動いてもらいながら着想を得ることが多いです。
キャラクターの作り方は、人間観察したり友人をモデルにしたいと様々ですが一番多いのは、色々な作品を読むようにしてキャラクターの引き出しを増やし、引き出しの中で混ぜ合わせたりして作っております。
――漫画を描く際に大切にしていることがあればお教えください。
読んだ方の印象に残る様、ページをめくった先での大ゴマ急展開に特に力を入れています。
また、セリフの量を極力少なめにし、読む方の負担を減らしたり特殊な設定があれば少ない文字数で説明できるよう心がけております。
――野愛におしさんの今後の展望や目標をお教えください。
ラブコメ練習中なのですが、いつか自分にしか描けないラブコメを描けるようになりたいと思っております。
そのためにはまず練習を重ね、王道を理解し そのうえでオリジナリティを足し、さらに自分らしいコマ割り、セリフ回し、見た目も性格も可愛いキャラクターを沢山動かし、読者が応援したくなるような作品を作りたいです。
――最後に野愛におしさんの作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
いつも作品楽しみにしてくださってありがとうございます!
これからも練習を重ね、今以上にもっと楽しんでいただけるような作品を沢山作れますよう、これからも頑張ってゆきます!
どうぞこれからも応援の程何卒宜しくお願い致します。