丸山隆平主演・三浦大輔演出の舞台「ハザカイキ」、東京公演をHulu独占で擬似生配信決定
丸山隆平が主演を務める舞台「ハザカイキ」の東京公演を、動画配信サービス「Hulu」にて5月26日(日)夜7時より独占で擬似生配信することが決定。さらに、Huluで本作の視聴チケット購入者限定で観られる特典映像として、三浦大輔、丸山隆平、勝地涼、恒松祐里による見どころや稽古場エピソードが語られた囲み取材の配信も決定した。
三浦大輔が約3年ぶりに手掛けた待望の新作舞台「ハザカイキ」
鋭い感性とリアルを追求した演出で現代の若者の生態と人間の本質を描き、賛否渦巻く衝撃作を次々と世に送り出している異才・三浦大輔。2018年に書き下ろした「そして僕は途方に暮れる」では、妥協をゆるさないリアリズムの追求とエロスや暴力シーンのない新境地を切り開き高い評価を集め、2023年には映画化も実現。
そのほかにも「愛の渦」「何者」「娼年」など、手掛けた舞台が映画化する際は自ら監督を務めるなど映画監督としてのキャリアも積み上げ、各界から注目を集め続けている。そんな三浦が2021年上演の「物語なき、この世界。」以来、約3年ぶりに手掛けた待望の新作舞台「ハザカイキ」。
3月31日~4月22日に東京・THEATER MILANO-Zaで、4月27日~5月6日に大阪・森ノ宮ピロティホールで上演された本作では、芸能界を舞台に、マスコミとタレントという特殊な関係の中、“時代の価値観の変容に踊らされる人々”を三浦独自の視点で濃密に描き出している。
勝地涼、恒松祐里、風間杜夫ら豪華キャスト陣が集結
東京・大阪公演ともに連日超満員で、カーテンコールでは毎公演スタンディングオベーションが巻き起こった本作。主演を務めるのは、アーティストとしてはもちろん、俳優としてもドラマ・映画・舞台でマルチに活躍する丸山隆平。
2022年にはミュージカル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」で性別を超えたドラァグクイーン、「パラダイス」では詐欺グループのリーダーと全く違ったキャラクターを演じ、舞台俳優として新たな一面を披露した丸山が、本作で三浦と初タッグを組み、週刊誌の芸能記者・菅原裕一役を演じている。
共演は、ドラマ・映画・舞台で八面六臂の活躍を見せる実力派・勝地涼、近年話題作への出演が相次ぎ今最も注目を集める若手俳優・恒松祐里、ミュージカルからアングラまで幅広い作品に出演する演劇界の重鎮・風間杜夫。さらに、ミュージカル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」で丸山と息の合った演技で作品に厚みをもたらしたさとうほなみ、ピン芸人として活動する九条ジョー、三浦作品には欠かせない米村亮太朗、AKB48の2代目総監督を務め、2021年の卒業後は俳優として活動する横山由依、元宝塚歌劇団トップスターで退団後も多彩な存在感を放つ大空ゆうひなど、様々なジャンルで活躍する豪華俳優陣が出演。三浦が創り出す一筋縄ではいかない人間関係の新たな有様を体現している。
リアルで繊細な人物造形と人間関係、湿度と温度を感じさせる会話など三浦の真髄はそのままに、よりシンプルに力強くエンターテインメントに昇華した本作。映画監督としても活躍する三浦が、映像的な視点で短い場面をどんどんスピーディーに展開させていく構成を演劇という“生もの”でやってのける演出は見どころの一つとなっている。また、感情を揺さぶる仕掛けが巧みに随所に仕掛けられ、物語の後半にある、この手法の極め付けのような展開にも注目だ。
ちなみにHuluでは、5月26日(日)の擬似生配信後には期間限定で見逃し配信も実施予定。