狩野英孝がWinny事件をテーマに“新たな技術への向きあい方”を授業 オードリー若林正恭も思わず太鼓判「うまいよね」<しくじり先生>
過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが、自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる反面教師バラエティー「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(毎月第1~3金曜夜9:00-9:30 第4金曜テレビ朝日地上波放送終了後/ABEMA SPECIALチャンネル)、狩野英孝が先生として再び登壇した5月24日配信回では、日本を震撼させた「Winny」事件をテーマに、事件をとおして学ぶ“新たな技術への向きあい方”について授業を行った。
番組では、当時「Winny」事件を担当していた弁護士と知的財産にくわしい弁理士の監修のもと授業を行い、オープニングで狩野は「デジタル技術をその国がどれだけ活用できているのか?」を世界64の国と地域でランキング化した調査データ「IMD世界デジタル競争ランキング2023」において、日本は32位、さらに年々、ランキングが下がっていると説明した。日本のIT化が世界から遅れる一因と言われているのが、今回のテーマ「Winny」事件であると授業をスタートした。
「Winny」事件
狩野の授業では、2002年に発表された、個人と個人であらゆるファイルを共有することができるファイル共有ソフト「Winny」が、匿名、かつ無料で何でもダウンロードできる、当時としては夢のようなソフトだったことから、あっという間に全国に流通し、その後、ソフトを悪用した違法アップロードの横行と「Winny」使用者の逮捕、「Winny」のネットワークをとおしたウイルス拡散による日本中を大混乱させた国の機密情報流出、そして開発者が逮捕されるまで、「Winny」事件を徹底的に解説した。ひとりのプログラマーが趣味で作ったソフトをきっかけに、国を巻き込む大事件へと発展した「Winny」事件の真相に、生徒たちは終始、驚きの連続となった。
授業内で狩野先生は、違法アップロードがはびこってしまった背景には、「著作権への理解がないので、違法アップロードの罪の重さがわからない」というしくじりがあったとし、リスクしかない違法アップロードを何故するのか、その理由を「承認欲求を満たしたい人たちは、ネットユーザーから賞賛されたくてアップしていた」との推測に、生徒役の実業家のくりえみは「めっちゃわかります」とうなずくと、「当時、私も2ちゃんねらーだったので、『2ちゃんねる』内で神みたいな人がいるんです。自分が貢献したらその人にほめられたりするんで、めちゃくちゃ貢献した気持ちになったりするものなんです」と当時の様子を語った。
毎月第1~3金曜夜9:00~9:30/第4金曜地上波放送終了後~
ABEMA SPECIALチャンネルにて放送
【5月24日放送 #227】
「しくじり先生 俺みたいになるな!!」
【テレビ朝日】
毎月第4金曜夜0:50~1:20
https://www.tv-asahi.co.jp/shikujiri/