5月28日に放送された野球トークバラエティ「ダグアウト!!!」(毎週火曜夜10:00-11:00、BSJapanext<263ch>)のゲストは、阪神タイガース時代に3度の2桁勝利やノーヒットノーランを達成した川尻哲郎。そして阪神の主力として活躍し、4番打者を務めた濱中治。阪神の暗黒時代を踏まえたジョークから、甲子園球場での苦い思い出トークを繰り広げた。
川尻が「1番質問されたくなかった」質問
ガチャガチャでトークテーマを決定する“ガチャガチャダグアウト!!!”のコーナーで、ガチャガチャを回そうとするのは川尻。コインを入れる場所がわからず手間取っている川尻を濱中がフォローする一幕もありつつ、飛び出してきたトークテーマは“阪神あるあるだ。
伝統ある阪神タイガースでは、「受け答え」の練習があったと語る川尻。ヒーローインタビューやマスコミからの取材に備えて、敬語の使い方を学んでいたのだとか。しかし川尻はなにを思ったか、「あんまり勝たないんで、ヒーローインタビューでない人はどうなるんだろう…」と強烈な毒を漏らす。その言葉を聞いたMCのますだおかだ・岡田圭介からは、食い気味に「やめなさい!」とツッコミが入ってどうにか濁すのだった。
阪神からオリックス・バファローズの前身、大阪近鉄バファローズに移籍した川尻。同じ関西である阪神との違いについて聞かれると、「お客さんいないですからね、静かなんですよ」とまたもや笑いながら毒のある回答が。
これにはオリックスファンである岡田が「暗黒時代の話したがるな!ホンマに!」と語気を強めてツッコみ、スタジオの笑いを誘う。川尻はあまり人が入っていなかった観客席を見て、人数を数えたこともあったとウソかホントかわからないエピソードも語る。
「他に何かないんですか」と、岡田がさらにオリックス時代の“プラス”な思い出やエピソードを掘り出そうと切り込む。しかし川尻からは、「1番質問されたくなかったやつ」とまさかの発言が飛び出す。またもオリックスファンとして黙っていられない岡田が、「ちょっとファンは悲しむよ?なんでや〜!」と笑いながら力の限り野次を飛ばしていた。
ホームランを打ったのに説教された…甲子園で味わった苦い思い出
続いて濱中がガチャガチャを引いて出てきたのは、“甲子園の苦い思い出”。すると濱中は2002年に読売ジャイアンツが優勝したシーズンにおける、甲子園球場で臨んだ阪神対巨人戦のエピソードを語り始めた。
同年、試合前から他チームとのゲーム差で巨人の優勝は“勝っても負けても”決定していたという。だが阪神のおひざ元である甲子園球場において、阪神が負けて巨人が気持ちよく胴上げ…なんて展開は許されなかった。その試合の前には、当時の監督・星野仙一から「うちが負けて胴上げは絶対させない」と厳しいお達しがあったほど。
そんななかでおこなわれた試合だったが、やはり巨人の調子が良いのか9回まで2対1で阪神が負けていた。巨人のストッパー・河原純一投手が豪腕を振るい、ここで抑えられたら巨人の勝利というところまで来ていた。星野監督からお達しがあった状況が近づいている。そこで打席に立った濱中は、渾身の力でバックスクリーンへ同点ホームランを叩きこんだ。
濱中のこの一発で甲子園球場は大いに沸き、そのまま延長線へ。そして延長11回、濱中がバッターボックスに入っていたタイミングで巨人投手がワイルドピッチ。そのまま阪神がサヨナラ勝ちという結果になった。
負けても優勝が決まっていた巨人軍ではあるため、結局優勝を祝う胴上げは敢行されてしまう。しかし、その勢いは若干控えめ。逆転サヨナラ負けでの優勝決定は、かなりバツが悪かったようだ。
次の日、濱中は元木大介に呼び出されたという。話を聞くと、「お前な、あそこでホームラン打ってどういうことやねん!」「ビールかけ何時にしたと思ってんねん!」「どんな気持ちで胴上げしたかわかってるか?」と冗談半分の説教が。延長戦の影響で、優勝ビールかけの時間が遅くなってしまったという愚痴まで聞かされたのだという。
まさかのオチが待っていたエピソードに、スタジオ中が大きな笑いに包まれる。濱中は「なぜかわからない、甲子園でのお叱りを受けた」と笑いながら当時を振り返っていた。
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