とんねるずの意地でベスト10入りを目指す
石橋:僕ね、これだけは言いたいってことがあって。朝日新聞と日刊スポーツを取ってるんですけど、1週間の視聴率ベスト20をこの前見たら、この何カ月、フジテレビの番組がベスト20に入ってないんですよ。これを見ていて、旧フジテレビっ子としたら「何をやってんだ!」って思っちゃって。絶対にこれ(『細かすぎて〜』)は、ベスト10に入れてやろうと思っています。
柴田:おお! 良いですね。
石橋:これはとんねるずの意地というか、『とんねるずのみなさんのおかげでした。』スタッフの意地といいますか…。このスタジオの中にも、本当はもう現場なんてやらなくてもいいぐらいの、偉い方が現場に来てくれて、画を撮ってくれたり、セットを作ってくれたりしているんです。
だから、すげえ数字を出して、みんなで喜びたい。それはもうスタッフの意地だし、とんねるずの意地なんです。だから、絶対、ベスト10にいれます! 冬も! だから、来年から少しギャラ上げてくんないかな。
柴田:そんなに困ってないでしょ。
山崎:タカさんが上がると我々が下がる可能性があるからやめてくださいよ。
――覇気がないっていうのは、昔と比べて何が違うからでしょうか?
石橋:フジテレビはお祭りごとが得意な「局」だったんですよ。ただ、お祭りごとをお祭りごとに出来なくなってきてる、最近は。もっとワンサワンサ、「豚もおだてりゃ木に登る」っていう感じでテレビを作ってたのに、今はもう「豚」がいない!
柴田:おだてる人が。誰をおだてりゃいいんだと。
石橋:だからもうしっかり頑張って、古い「不適切時代」の代表、石橋貴明が「テレビとはこうだ」と。「こういうものだ!」っていうのを、今のフジテレビのみんなに見せつけてやろうと!
柴田:素晴らしい。
山崎:いいじゃないですか。
――最後に視聴者の方に一言だけいただいてよろしいですか。
石橋:視聴者の人に…「ガタガタ言わずに見やがれ!」ですかね。
取材・文=於ありさ