「第二章は“樋口日奈”として魅力を感じてもらえるように頑張らなきゃ」
――乃木坂46卒業から約1年半、個人での活動がメインとなってから少し時間が経ちましたが、マインドに変化はありましたか?
初めは正直寂しかったです。グループで活動をしていると、すぐ近くに必ず誰かがいてくれていたので、お仕事でうまく言葉が出ない時には誰かがフォローしてくれるということが当たり前の環境でした。それももちろん楽しかったし、幸せだったのですが、いざ一人になってみると、周りの空気をより一層自分自身で感じなきゃいけないと気付けたことは、良かったなと思います。
今まではみんながやってくれていたことも、自分一人でカバーしていかなきゃいけないということで、また一つ気合が入った感覚があります。
卒業してから自分がいた乃木坂46というグループを見てみると、改めて“すてきな場所にいたんだな”と思うので、グループの名に恥じぬようにというのもありますし、今まで応援してくれていた方々が“これからも応援し続けたいな”と思っていただくためにも、第二章は“樋口日奈”として魅力を感じてもらえるように頑張りたいです。
――自分自身と向き合う中で見つけた、ご自身の強みはどういった部分になるのでしょうか?
人がすごく好きだなって思うんです。新しい現場に行った時に、初対面の方でも、ずっと一緒にいる人みたいな感覚に一方的になっちゃって(笑)。もしかしたら、この感覚は自分の中で一つ認めてあげてもいい場所なのかなと思うんです。周りの方に対して距離を詰めてしまう部分は良くも悪くも、自分の個性だと考えています。
――芸能活動を始める前から、周囲の方と距離を縮めるのが上手だったのですか?
いえ、恥ずかしがり屋で、常に誰かの後ろに隠れているタイプでした。芸能界に入って、いろんな方と接するようになって、“人と接することはこんなに楽しいんだ”と知ってからは、“みんな好き!”という今のマインドになりました。グループ時代の握手会などの活動も糧になっているなと感じます。
「皆さんとチームになったつもりで、楽しんでいきたい」
――最後に番組を楽しみにしている読者の方にメッセージをお願いします。
ただただ町中華を堪能して、いつも楽しくロケを終えているので、見ている皆さんにも“行ってみたいな”と思っていただけるとうれしいです。
元々番組ファンだという方、私と同じように町中華初心者だという方、もしかしたら私きっかけで番組を見始めたという方にも、各々の楽しみ方で一緒に町中華を盛り上げていけたらと思っています。町中華に行くことで、私自身も頑張るエネルギーをいただけるので、皆さんと一緒にこの温かい輪を広げていきたいです!
あとは、より番組を盛り上げていけるように頑張りたいので、たくさんの声を届けてください。「もっとこうしてほしい!」という声はもちろん、たまには「良かったよ」という声も欲しいです(笑)。どんな声でもうれしいので、皆さんとチームになったつもりで、楽しんでいきたいです!
◆取材裏話
取材部屋に少し小走りで現れた樋口さんの「よろしくお願いします!」という元気な声と共に取材がスタート。撮影中は女性スタッフたちの「かわいい~」という声が飛び交う中、カメラに笑顔を向ける樋口さん。時々ピースをしてみたり、手を振ってみたりと、カメラマンもメロメロになるほどの“神ファンサ”っぷりでした。
日頃から周囲のスタッフにも「何か気になることがあったら言って欲しい」と念押ししているという樋口さん。インタビューが終わると、取材に立ち会った番組プロデューサーに前回ロケの反省点を伝えた上で、次のロケに向けて作戦会議をしていました。
同番組にピッタリな“人好き力”と、持ち前の真面目な性格で、より一層「町中華」を盛り上げてくれること間違いなしです!
撮影=booro/取材・文=たくあんとほたて/ヘア&メーク=林まきこ/スタイリスト=阿部絵莉香/衣装協力=アビステ、ダブルスタンダードクロージング(フィルム)、チャールズアンドキース(チャールズアンドキース ジャパン)